アニメ・ケロロ軍曹「埋蔵金スペシャル」他1本
おばあちゃんから送られた手紙(地図)を頼りに、埋蔵金探しを始める冬樹とケロロだが・・・・という前半。
それは冬樹が昔大切にしていたものでした。
ある意味これは冬樹にとって『お宝』ですよね。
最初、タイムカプセルのつもりで「大きくなったら掘り起こそう」と昔冬樹が埋めたもの(冬樹はすっかりそのことを忘れている)、と思ったんですが、似たようなものでした。
その後木彫り武者ガンダムの昔の記憶を夢で見たケロロという話。
殿から託されたお金を埋めるため(実は囮で、本物は別便で)旅を続ける2人の武士が、そのお金を狙う者に襲われるという内容。
配役はケロロ軍曹キャラで。
この木彫りが埋められている、ということは夢の中で襲われた2名は助かったようです。
最初からこれは夢オチとわかってましたが、冬樹とともに過去にタイムスリップした話でもよかったかもしれないと思いました。
でもそれだと、前後編の1本にしないと終わらない内容ですね。
ギロロとケロロの衣装が新鮮な気がしました。
小雪とドロロは通常忍者服を見慣れているせいか、あまり何も思いませんでした。
そういえば小さい頃、テレビでよく「我々は見た!!巨大怪獣をついに発見!!」とかいうタイトルに期待し(笑)、そういう番組をよくみておりました。
でも内容は「巨大怪獣らしきもの」で終了。「あ、あれは何だ!?」という言葉の次に映った映像は、怪獣のコブ?らしき映像でした。
冬樹じゃないけど、もし発見したら、放映前に大騒ぎですよね。
でも「そして、我々は予想もしなかった事態に遭遇した!!」とか「この足跡の正体は一体!?」とかいう言葉につられて最後まで見続けてしまいました。
(この言葉の後、必ずCMが入るのもお約束/笑)。
後半。
「ただいまーーー!!」と日向家に帰ったタママが体験した恐怖・・・・そこにはもう一人の自分がいて・・・・という話。
実はニセモノはコピーロボットということ。
それでどちらが本物か「本物のタママ」を決める戦いが始まります。
オチを先にいうと、最初から日向家にいたタママはニセモノで、しかもその周りにいたケロロらもニセモノだったのでした。
さすがにこのオチ(ケロロや夏美、皆もニセモノ)はよめませんでした。
本物とコピーロボットを入れ替え、ペコポン侵略しようとする計画から行ったのですが、コピーロボットは暴走。
すっかりニセモノが本物のように過ごしていた所、旅行に行っていたタママが帰宅したのです。
この「ニセモノと本物の入れ替え」はSFやホラーでありがちな設定ですが、怖いことですよね。
もう一人の自分、というのも怖いですけど、自分が「本物」と叫んでも周りからは認めてもらえず、あまりニセモノだといわれると、自分がもしかしたらニセモノかもしれないと思うようになってしまう心理が怖いです。
もちろん、あくまでも自分は本物!と信じられる人は別にして、結構「自分がニセモノ?」と思い込み、錯覚してしまう人もいると思います。
それが怖い・・・・。
途中で本物のタママも自分がニセモノかもしれないと思い始めますし。
最初は旅行から帰ってきたタママが本物と思っていました。でも、途中で「自分はニセモノかもしれない」と思うタママをみて、実は始めから旅行から帰ってきたタママの方がニセモノで、ニセモノの視点で話が進んでいるから、みている視聴者はもともと日向家にいた本物がニセモノのように思わされているんじゃないかと思いました。
子供の頃はコピーロボットのようなのがあれば宿題とかいろいろ頼めそう(笑)、と思ったことありますが、10代(いわゆる思春期)だと自分とまったく同じ性格のもう一人の自分はあまりみたくないという心境でしたね。
自分が「嫌い」と思っている部分を見たくないというか・・・・。
今はいたら、ま~~~、適当に付き合っていくかも。
でもやっぱり嫌かな・・・・(苦笑)。
次回はギロロ兄、ガルル中尉ご登場の1本です。
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