アニメ・ケロロ軍曹「冬樹と首長竜」
サシダ湖でサッシー目撃情報!!・・・・・をネットで知った冬樹はサシダ湖へ行くが・・・・という1本。
この話の合間に以前サッシー目撃情報が『捏造』であったことを知ったケロロは捏造を利用した侵略を企む話が入ります。
サシダ湖に着いた冬樹はサッシーを目撃した女の子、フタバと出会います。
フタバは昔サッシーを目撃したと公表し、その後捏造だと公表した人の孫でした。
2人はフタバの祖父が残したサッシーの写真を見つけ、サッシーを探しに・・・・・。
雨と暴風の中、ボートで湖に出た2人はサッシーに助けられるのでした。
実は、サッシーは実在していて、かってフタバの祖父は目撃したと公表します。
サッシー目撃で湖への観光客は増えましたが、ゴミによる湖の汚れ等サッシーが生活していく環境でなくなり、祖父はサッシーを守るため目撃は『捏造』と発表したのでした。
(サッシーには子供もいました、祖父は今は他界)。
そのことを知ったフタバは祖父同様、目撃はラジコンサッシーだったと公表したのでした。
途中でアリサが品物を売るアルバイトとして登場します。
・サッシーのまんじゅう、サッシーのクッキー等捏造グッズ
(ダディの今年は「捏造ブーム」がくるようなセリフはある意味ニセモノブームでもあると思ってしまいました)
・サッシーの鳴き声CD、カセットテープ
・ラジコンサッシー
(冬樹同様、私もケロロは喜びそうと思いました)
ボートでサッシーのいそうな場所にボートで行こうとするフタバと冬樹にやめた方がいいというアリサ。
フタバ「ねえ、どうしてあなた邪魔ばかりするの?」
・・・・それは、冬樹と2人で行動しているから嫉妬して・・・・じゃなくて(笑)、最初単にアリサは資金稼ぎをしていると思っていたので、このフタバの言葉を聞いたとき意外でした。
でもよくよく考えると、邪魔しているように思えます。
行く先々でニセモノを強調するアリサですし。
(ニセモノだけど)品物をアルバイトで販売する・・・・だから最初販売員は556と思っていたのですよ。
でも「邪魔」をしたいことで事情を知っているアリサが登場したのはそのせいかと納得。
ボートで転落したフタバと冬樹はサッシーに助けられます。
事情を知ったフタバは自分の目撃が間違いだったことを公表したのでした。
そしてアリサはスコットランドの某湖へ・・・・って今度はネス湖のネッシーですか!?
その頃ケロロたちは・・・・・。
捏造でペコポン人を混乱させようと作戦を考えます。
ま、確かに本物・偽物がまぜこぜになると混乱しそう・・・・・。
それで考えられられたのは「捏造写真」。
ギロロの顔を宇宙人の公開された写真の顔にはった写真がでます(上からはっていることがバレバレの写真)。
そりゃあギロロは宇宙人だし、そういう意味では「捏造」ではないような・・・・と思いながらもそのはられた写真は宇宙人が写っている結構広く知れ渡った写真(と思う)。
何もわざわざそういう写真にしなくても・・・・とみていて可笑しかったです。
わざわざ・・・・という意味では「捏造光線銃」(折れた煙草の吸い殻でガン)も可笑しかったです。
この銃は撃つと、その部分が違うものになるという銃。
折れた煙草の・・・・って、中条きよしの歌う「うそ」の出だしの歌詞でしょう?
「捏造」だけに「うそ」なんて、凝った銃の名前ですよね。
そして、夏美の持ち物を勝手に実験したケロロは夏美の怒りをかい、その銃を浴びせられ、捏造品となるケロロだったのでした・・・・。
いくらなんでもそれは酷すぎだと思ったのは私だけ?
他にも、ガンプラがかなり前からあった、と捏造するため発掘地にガンプラを埋めたりとかしましたが、結局失敗しております。
今回はサッシーを守ろうとした祖父のことを知った孫娘がメインの話。
それに事情を知っているアリサと事情を知らずフタバと行動をともにする冬樹が加わった形です。
内容的にはサッシーへの愛情、その愛情に同感したダディ、またそのことを知ったフタバが祖父と同じく「見間違え」と発表・・・・と感動的な感じですが、いまひとつの気がしました。
もう少しスピード感ハラハラ感がほしかったような・・・・・。
サッシーがみつかり、観光地になったけど、結局捏造とわかり観光地は衰退・・・・・。
そういえば観光地となると騒がしくなるため、ある生き物を静かに生息させたいと公表を止めた物語とかあったなぁ・・・と思っていたら、それに似た結末だったので話がわかってしまった、という部分もあるかもしれません。
祖父は捏造したと攻められ、フタバも同じように「捏造した人の孫」とか悪口を言われたよう(学校でクラス中のうわさとか・・・・)。
としたら、また同様にフタバも間違いを認めたら「やはり捏造した人の孫だけある」とか言われるのだろうか、またそれを承知で見間違えを公表するフタバは随分勇気があると思ってしまいました。
また今後のフタバの状況がちょっと心配です。
観光地になるとそれだけゴミが増え、汚れが増えます。
旅行に行ったとき、メジャーな観光地(団体ツアーでよく訪れる観光地)もいいですが、たまにはマイナーな観光地もいいものです。
お土産店、交通の便等環境が整備されていませんが、自然が綺麗で思った以上にいい場所とか「穴場」になる場所がありますから。
次回2本です。
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コメント
こんばんは。
ここを読んでいたら突然「ラピュタ」でパズーが「ラピュタは本当にあったんだ。お父さんは嘘つきじゃなかったんだ」と言うのを思い出しました。
パズーは自らの手でその存在を消してしまったので父親の汚名を雪げなかったが真実を知れたパズーはそれで満足しているのではと思うんですが、フタバもそれと同じ気持ちなのではと思います。
確かにフタバの今後を考えると心配ですね。でも真実を知る者が自分ひとりじゃない事が強さになっているのではと思います。
それでは。
投稿: MIST | 2008年10月27日 (月) 01時22分
こんばんは。
MISTさんのおっしゃんる通り、バズーのようにフタバは同じ心境かもしれないと気づきました。
「大好きなおじいちゃんは嘘をついたわけではない」という真実はフタバにとって大きいでしょうね。
しかも、首長竜を守ろうとしてついた嘘、なわけで祖父への信頼をとり戻したのでしょう。
ただ、フタバが友人からいろいろ言われた悲しさを冬樹に話すシーンがあまりにも切なかった為、また同じような状況になるのかと危惧しました。
もちろん、真実を知ってでの「見間違え」発言なので状況は違いますが、いろいろ悪口を言われる事には変りないのでしょうから。
でも、真実を知っているのは自分だけではない、冬樹もいるという共通感は確かに心強いでしょうね。
あの場合、「人の噂も七十五日」だしサッシーの存在はいるかいないかうやむやにする方法もあるよなぁ・・・・・と思ったので、(嘘だけど)見間違えを認めたフタバは凄いと思いました。
でも「見間違え」とはっきりさせないでうやむやに・・・・・ってこれはよく考えたら大人的発想ですね(苦笑)。
結局、真実を偽り首長竜を守る事に成功した祖父でも、孫のフタバの気持ちを(真相を知らずに)傷つけてしまったのも確か。
捏造公表はよかったのかもしれませんが、傷ついた者もいるという難しさもあります。
コメントありがとうございました。
投稿: みかりん | 2008年10月27日 (月) 20時23分