アニメ・ケロロ軍曹「ガム噛む?」 他1本
会議中クチャクチャとガムを噛んでいたクルルはケロロに注意された後、その場を去る。
ケロロたちは怒りながら、クルルの部屋へ行くと、そこでクルルはガムを作る宇宙植物の栽培をしていて・・・・・・という前半。
このガム、リラックスさせる成分、集中力を高める成分等いろんな成分が入っているガムを作れ、しかも効果抜群。
即効性のあるこのガムを用い、ケロロはペコポンを混乱させて侵略を計画。
夏美、冬樹にガムを用いた後、町じゅうにガムを配布。
その効果てきめんさに大量生産を試みますが、タママの新商品で植物はとけてしまいました。
(新商品はチョコレートガムなのですが、そチョコレートの成分がガムの原料をとかしたらしい)。
結局、計画は失敗となるのでした。
一番インパクトがあるのはクルルに貰ったガムのせいで、クルルに性格が似るモアになってしまったモアの行動でしょう。
彼女はその「クルルさ」をエスカレートさせ・・・・・の後半。
キノコ狩りをしたケロロ小隊。
そのキノコをこっそり食べてしまったタママだが、実はそのキノコは毒キノコで、このままだとキノコニンゲンになってしまい周りをどんどんキノコニンゲンにしてしまうというキノコ。
それからクルル似モアの恐怖の尋問が始まる・・・・・・という話。
ママタンゴと呼ばれるその毒キノコを食べたらこういう症状がでると、モアがケロロ小隊たちにいろいろ尋問をします。
縛り付けて目にミカンの汁を入れたり、早口言葉できちんと話せるかどうか試したり、面の皮が厚くなると顔を引っ張るとか(これはひどい!)・・・・・。
奥の手は「ケロ猫のタンゴ」で踊りたくなる・・・・・で、ケロロ小隊全員踊ってしまい、全員が食べていたとわかるのでした。
「全員焼却処分か!?」と思ったら食べたのはママタンゴではなく、ママタンゴモドキだったというオチ。
面白かったというより、ホラー作品のような感じです。
尋問・・・・というよりもはや拷問で、みていて怖さを感じました。
しかも食べた人物は「焼却処分」という言葉を暗示の如く用い、恐怖感をケロロたちに増幅させ、ケロロたちも逃げることなくモアの行動に従います。
よくよく考えてみると、もしかしたらその解毒剤とかあるかもしれないし(プルル看護長に相談とか)、最初から踊りたくなるかどうか音楽を流すとかいろいろな方法が考えられるのに、モアの呪縛から逃れられなくなったケロロ小隊の恐怖感を感じました。
自分が食べたことを名乗らず、他人に濡れ衣をきさせようと思考するタママも怖いです。
結局全員食べていたということは、他にもタママのような思考をした人物がいたかもしれず、それぞれ心の中では相手に罪をなすりつけようとしていたのかと思うと怖さを感じます。
モアも実はママタンゴモドキと知っていたのではないかとタママは言いそれを否定するケロロですが、クルル似モアなので、ありえそうです。
今回2本をみながら前半では「大麻」後半では「有害物質の食品混入」を思い出してました。
前半では、ガムを作る植物を栽培(大麻栽培)し、それを食べる(吸う)と即その効果が現れます。
ガムを食べた威力は凄まじいもので、ギロロの表情やケロロ、タママの表情から危険物質だと察し、思わず麻薬を思い出してました。
後半では、体に害をなすママタンゴ(有害物質)が紛れ込んでいて、それを知らずに食べてしまったケロロたち・・・・ということで、有害物質の食品混入を思い出してました。
ケロロ軍曹は以前もサミットでの地球温暖化ネタやオリンピックに合わせてかダイビングのネタとかたまに時事に関するネタがありますので、最近おこった大学生による大麻栽培(販売)や有害物質(殺虫剤とか)が食品についていた事件がもしかしたら関連あるのかもしれないと思ってしまいました。
次回は武者ケロ1本です。
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