アニメ・ケロロ軍曹「故郷はペコポン」
ケロゼロ、ペコポンへ向う時の話。
いきなり現れたヴァイパーはケロロたちのいるグランドスター(乗物)を攻撃し、船の部品が壊れる。部品を調達しに昔のペコポンに行ったケロロたちは・・・・・という1本。
ヴァイパーの攻撃から逃れようとワープ空間に入るグランドスター。
でも故障個所がありこのままでは船はダメになる・・・・・そんな時、過去のペコポンに行くルートを発見します。
この時代にはケロン軍の調査船があり、部品の予備を積んでいる事から調達のため、ケロロ小隊(クルル除く)とブロブは過去のペコポンへ。
そこでその日高校を卒業したカトヤマキコに出会います。
アンチバリアが壊れたケロロはここでキコに会うと過去が変る、とカカシの姿に。
そして宇宙船が落ちた場所に向うキコと一緒にケロロたちも宇宙船へ向います。
船内で部品を得、帰ろうとしたケロロたちでしたが、急に船が動き出し慌ててケロロたは飛び出します。
しかしキコは船に残り、そのまま宇宙へ。
彼女の『夢』は地球脱出!!(卒業文集から)、平凡で退屈な日々からの脱出でした。
そのままキコはケロン星に行き、自ら「メカデザイナー」と名乗り、その才能が認められケロン軍で採用。
船の責任者がノビビの父親ということで、ノビビの家に居候して今に至るのでした。
最後にケロロがキコに「ペコポンに戻りたいか?」という問いに一瞬戸惑ったキコでしたが、やがて笑顔をみせるのでした。
何だか話を「昔のペコポンへ行ったケロロたちはキコと出会い、この日を境にキコは宇宙へ行く」という、キコの人生決断時にケロロたちが関連していた・・・・・・という話にもっていきたいという意図的なものを感じました。
卒業文集に何か反応するキコ、ペコポンへ行く年代に反応するキコ・・・・・伏線でしょうが、何だかわかりやすいというか。
そのせいかあまり感情移入できませんでした。
キコが何故ペコポンを出、ケロン星へ行ったか・・・・・退屈な日々に耐えられないということですが、その気持ちはあまり描かれてないのでちょっとキコの動機がわかるようなわからないような。
あるいは人生からの”逃げ”か・・・・・?
きっとあの後、行方不明になってしまったキコは、心配されたんでしょうね。
「退屈な日々に耐えられない」ということで宇宙へ飛び出したキコ。
本人はそれが自分の選んだ道かもしれませんが、ペコポンにいたキコの周りのもの(親、友人・・・・他)は急にいなくなってしまったキコをどう思ったでしょうか。
もしかしてペコポンでは浮いた存在(「あの人、変っている」とか)だったのか、だから宇宙へ行きたかったのか?とかいろいろ想像してしまいます。
でも、いなくなって誰も心配する人はいない・・・・・ということはないと思いますが。
「宇宙船のほうへ行く」と言ったその日から行方不明・・・・・だとしたら、「宇宙人に連れて行かれた?」「神隠し?」といろいろ憶測がとびそうですね。
次回も1本です。
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