アニメ・ケロロ軍曹「闇鍋奉行!」/「623の正体」
ケロロから闇鍋を誘われ最初は断る夏美ですが、冬樹からも参加を促され闇鍋に参加し・・・・・。
とはいっても、見るからに何かありそうな、どよ~~~んとした鍋でした。
ケロン式と聞き、止めようとする夏美の前に鍋奉行、ナべべが登場。
そして、この闇鍋はナべべが箸で鍋の中からとりだしたものは参加者の「心の闇」に関するもので、それをその闇をもつ者が食すると、すっきりするといものでした。
ナべべは順番に取り上げます。
オルゴール、学校机・・・・・それらを食した関係者は気分爽快を味わうのでした。
ナべべがあるものをとりだそうとした時、ケロロは自分のものかと慌て、それをナべべの箸から落とします。
すると参加者一同(ケロロ小隊、モアちゃん、夏美、冬樹とナべべ)は鍋の世界へ。
冬樹がそこで「闇」に捕まり、彼を助ける為にもケロロはナべべがさっきとりだそうとしたもの(肉まん)を食べようとします・・・・が、触れた瞬間ケロロは飛ばされます。
実はこの肉まんの闇を抱えていたのは冬樹で、小さい頃夏美の肉まんを食べてしまい、一週間口をきいてくれなかった、というものでした。
それを冬樹が食べる事により、全員その場から解放されました。
オチはケロロが昨日夏美の肉まんを食べてしまったので、ナべべがとりだそうとしたものは自分かと思ってしまい、それが夏美にバレ、夏美に追いかけられるというもの。
ちなみに、ケロロだけ心の闇がわからずにこの闇鍋は終了しました。
ケロロの心の闇というと、やはりガンプラ関係とかそういう類?
もしかしたら数々の侵略計画失敗かもしれないと思いましたが。
「心の闇」というドロドロしたイメージがありますが、それほど内容はドロドロしたものではなかったです。
というより、ドロロのように「オルゴールを壊したのは弟と思い込み弟を殴った(実は壊したのはケロロだった)」という見方によっては深刻なものもありましたが、ケロロ軍曹の作風もあり、あまりドロドロ描かれていませんでした。
ここでいう闇鍋って一種の「告白」の場、でもあるような気がします。
自分が昔してしまった事に関しての「後ろめたさ」を告白することにより、すっきりする・・・・のような。
話す事により気が楽になる、というわけです。
でも、それでも向き合う勇気が必要なわけで・・・・・出てきたものに戸惑っても、きちんと告白し受け入れた冬樹を含めた皆は勇気のある行動に思えます(反発したケロロは除きますが)。
昔夏美の肉まんを食べ、しばらく口をきかなかった夏美、と話す冬樹。
でもそのことは夏美本人は忘れておりました。
肉まんを食べた事は気にし、口をきかなかった夏美に怒りを向けない冬樹は冬樹らしい気がします。
後半。
623のゲリラライブがある!
その情報を得た夏美はその場に行き、623の正体を知るチャンスかと移動するとそこにはギロロが・・・・。
たまたまの偶然でしたが、夏美はもしかしたらギロロが623かと疑います。
クルルから声を変える機械(蝶ネクタイ型変声機)をみせてもらった夏美は益々そうかと思い、また夏美が勘違いしていることをケロロが気付きます。
そこでギロロに夏美がギロロの言う事をきくかもしれない(夏美は623の大フアンだから)とケロロは623のフリをするようにそそのかします。
変声機を得たギロロ。
そんな時、夏美から自分の部屋にギロロは誘われます。
そして、その時生放送の623のラジオが放送されなかったこと(ギロロが夏美の部屋にいてラジオ放送できないから?)、またギロロが変声機を持っていたことよりギロロが623だと夏美は思い込み見ます。
自分にメロメロな夏美・・・・・夏美を騙したくないという常識面でも「違う」と言うべきとギロロは思いますが、夏美への想いによりギロロは623のフリをします。
しかし、結局ギロロは623でないとバレ、またケロロやクルルがこの件に関連して自分を騙していたことを夏美は知り、ケロロたちは夏美の怒りをかうのでした。
ギロロって623さん!?・・・・・って思い込んでしまった夏美。
ライブでのシルエットとギロロのペコポン人スーツを比較しても全然違うのに・・・という疑問もありましたが、面白かったです。
特にギロロが「自分は違う」と言い出せない心の葛藤の場面。
あれだけメロメロな夏美を前にしては言い出せないギロロの気持ちがよくわかるだけに、面白かったです。
ギロロを部屋に呼んだとき、623の放送は中止・・・・サブロー先輩が風邪のような伏線がありましたが、どことなくクルルが絡んでいる気がするのは考えすぎ?
最後の夏美がギロロといた時、ちょうど623の生放送を放送していて、ギロロが623でないとわかる場面とか、623の声で話すケロロでこれらはケロロたちの仕業と気付く夏美の場面はどことなく御都合主義な気がしました。
でも時間が残り少ないし、このまま勘違いさせるわけにもいかないし、しかたないか・・・・も?
「たまたま偶然」と相談を受けた冬樹の答えが、623の正体を知っている視聴者の代弁のように思ってしまいました。
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