キャンドゥ 第17期 株主総会(2011年)
2011年2月25日(金)午前10時~のキャンドゥの株主総会に出席しました。昨年に続いて今回で2回目です。
場所は新宿のハイアットリージェンシー東京地下1階「センチュリールーム」。
この場所はかってスクウェア・エニックスの株主総会で何度か行っているので、迷うことなく行けました。
当日は春一番があったという暖かい天気のよい日でした。
JR新宿駅から地下道を歩き、地上に出たあたりにキャンドゥ株主総会会場への矢印を持った方がおりました。
会場に着いたのは9時10分ごろ。
受付を済ませると会場内には入れず、控え室へ。会場は9時40分開場ということでした。
控え室にはテーブル、椅子があり、水とお茶は自分で入れて飲む事ができます。
(私が控え室に入った時はまだお湯が沸騰前でぬるい状態でしたが・・・・)
ただテーブルと椅子がある部屋・・・・・私個人としては何だかもったいない空間な気がしました。
せっかく株主が集まるので自社販売製品とか展示してでもいいのでは?と思いました。もしかしたら近くにキャンドゥのお店とかない株主もいるかもしれませんし。
例えば「当社売れ筋ベスト10」商品とか展示及び販売(←消費税分サービス♪例え5円でも得した気分/笑)するとか。
何かしらそういう企画あってもいいと思いますが。
さて、9時40分少し前会場に入れる案内があり、後から来る人のこともあり前の方から座って欲しいということでした。
比較的前の方に座りました(というか、前の方に座りたくて早く来たのに時間まで待機~~~)
出席者は男性が多く、年齢はまばらな感じ。ラフな服装の方が多いかな。
尚、お土産は株主総会終了後会場出口で貰いました。
今年は350mlのペットボトルのお茶、4種類の菓子類、そして雑貨5点(単3電池、フローリング用クリーナー、バックハンガー、キズテープ、使い捨てマスク)。
出席者が多かったのかお土産の数が足らず、後にそういう方は郵送するという放送が流れてました。
10時になって、先日の取締役会議で決まった代表者2名のうちの1人、北川氏が議長で総会は始まります。
2月20日逝去(一部報道の死後2週間経過?には触れない)した城戸社長。もともと肝臓を治療中であり、肝不全で亡くなったよう。
現場重視で店舗視察の出張中とのことでした。
そして北川氏は招集ご通知の事業報告を読み上げ、また違う方がスクリーンでグラフを用いた売上等の説明、ラストは「お客様の声」の内容説明がありました。
(お客様の声、ではどうも商品は良くても接客がよくないという指摘の印象を受けました。「笑顔なし」とかあるそうです)
10時41分頃、決議事項。
議案が読み上げられ、質疑応答。
1回一件の質問と限定、複数ある方は後に挙手を依頼。
尚、最初の発言者は第2号議案候補者の1人が欠員(亡くなったので)の為、株主として北川清水氏を推薦するというものでした。
質問者は15名・・・・といっても前述の推薦も含め、また質問ではなくエールの方もいらっしゃるので「質問者」というより「発言者」。
(でも議長が「質問者はあと3名にします」と言った後に4人が発言しているので、人数は違っているかもしれません)
石油高騰の影響、今後の戦略、リスク管理、中国店舗に関する事・・・等ありました。
議案が拍手により決議され、取締役3名と監査役1名が舞台の前にて挨拶。
最初挨拶する予定でなかったけど、と一弥氏が口を開くと同時に泣きそうな状態に。
父親を思い出したようで(と私は推測)・・・・・「ガンバレ!」等株主から言葉が発せられます。
ハンカチを出す取締役2名・・・・そして総会は終了しました。
11時45分頃でした。
<感想>
思ったより荒れませんでした。
「お客のほうを向く」と言っているわりには株主を軽視しているようで、どことなく段取りが悪いというか、準備が悪いという感じです。
(株主の中にも「優待券」でなく「現金」で買う人もいるだろうし、そういう意味でも株主もお客様)
質問の回答もどことなく読み物を読み上げているという感じで淡々としていて、気持ちが伝わらなかったです。
最初の取締役推薦をした方は会社の方でしょうか?どことなく用意されているものを形式に従い読んでいるように聞こえました。
まあ、それはいいのですが・・・・質問した方で、その推薦された方の経歴紹介がないのを指摘した方がいました。
もし事前に予定していたのであれば、推薦された時点で経歴を述べるべきではないか?と思います。
リスク管理として代表者が2週間近くも連絡をとっていない状態というのは上場企業として問題があるのでは?どのようにしているのか?には
社長は現場重視で執務は自分達が行っていたという答えは、はっきりいって答えになっていません。
その他の説明も的確に答えを捉えてなく、わかりにくい答えが多かったです。
尚、株主比率の多い野村信託銀行の信託口は亡くなった城戸氏のものだそうですが、亡くなった後だけど相続してでの議決権なのでこの分の議決権は有効だそうです。
質問にしろ何にしろ、「もしかしたら質問者を選んでいるのでは?」「やらせでは?」という言葉が株主からありましたが、そうかもしれない・・・・と思いたくなるほど無難な質問が多かった気がしました。
最後の泣きそうな一弥氏にはグッとくるものがあったので、本物だとは思いますが、あれはかなり”効果”のある(応援したくなる)ものでした(”社長”としてはもっとしっかりしてほしい気持ちもありますが)。
でもこの総会って「”やらせ”あり?」と思い始めたらこれらも「やらせ」に見え始め、もしそうならかなりの演出のように思えます。
あ、もちろんこれが演技ならかなりの演技力と思えるので、「やらせ」ではないと思いますが・・・・・一つ疑いをもつとすべて疑いたくなってしまう心理でもあります。
今後を考えると・・・・今現在では何とも言えません。
何しろ一弥氏は20代なので、どう転ぶか・・・・良いほうに行ってくれればいいのですが。
質問に「代表者が2名なのでどとらがふさわしいか一弥氏から意見を」というのがありましたが、それを北川氏は遮りました。
こういうのって、ピンチはチャンス、ではないけど一つのチャンスだったのに惜しいと思いました。
この時颯爽と、株主が納得するような意見を述べられたら、一弥氏への見方が違ったと思うんですよね。
それを避けたということはピンチをうまく乗り越える能力がないから?・・・等と思ってしまうと・・・・26日の朝刊によると代表となったようで、会社共々今後どう成長するかと思ってしまいます。
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コメント
最後の一弥氏の挨拶こそ私はやらせではと思いました。
一つの質問なのに、3つも質問をして時間を遅らせた黒服のおばさんが非常に不愉快でした。あの方も仕込みでしょうかね。応援することはいいのですが、マナーは守って欲しいですね。
投稿: 株主 | 2011年2月27日 (日) 11時03分
「現場重視で店舗視察」はないです。
社長のスケジュールを把握している人はいなかったですから。
投稿: | 2011年2月27日 (日) 17時39分
こんばんは。
「やらせ」や「仕込み」かどうか真相は不明ですが、どちらにしろ「もしかしたら・・・?」と思わせる何かがあの株主総会にあったような気がします。
死後2週間経過?の説明もなく、またリスク管理の質問(社長と連絡をとっていなかった)があっても答えらしい答えをしない、うやむやな雰囲気がよけい疑念を増しているのかもしれません。
黒服の方は話が長いだけでなく、質問を1つに絞らなかったのはいただけません。
私もマナーは守るべきだと思います。
尚、私もいろいろな株主総会に出てますが、どの株主総会でもだらだらと長く話す方には他の株主から不満の声はよくあがります。
>「現場重視で店舗視察」
会社側としてはこれで落ち着かせたい感じですね。
しかし、いくら店舗視察でも2週間近く誰1人として社長と連絡を取っていないなんて・・・・普通、心配しない?
それともいつも連絡を取れないのが当たり前だったのかなぁ・・・なんて思ってしまいました。
不思議な会社です。
コメントありがとうございました。
投稿: みかりん | 2011年2月27日 (日) 20時42分
不思議ですよね。
息子さんの経歴も微妙です。07年4月入社ということになっていますが、実際に入ってきたのは7月頃だったはずですし…。
投稿: | 2011年2月27日 (日) 21時37分
こんばんは。
”謎多き会社”でもあり、いろいろもっとありそうですね。
トップも変わったことだし、そんな謎めいた体質から脱却してほしいものです。
コメントありがとうございました。
投稿: みかりん | 2011年2月28日 (月) 19時24分