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吉野家ホールディングス 第54期 株主総会(2011年)

2011年5月26日(木)中野サンプラザ サンプラザホールで午前10時~の株主総会に出席しました。
この会社の株主総会は昨年に続き2回目。
当日の天気は昼間弱い陽射しがでる曇りでした。

中野サンプラザに着いたのは9時ちょっと過ぎ。
階段を上り受付をすると入場票をもらいました。
この入場票には「牛丼並盛お食事券」(有効期限:2011年7月末日)2枚がついており、お土産はこの券となります。
会場内に入ると9時ちょっと過ぎの割には思ったより人がいて、前に進んでいくと後ろの方の席はビニール紐で囲まれておりました。
後に後ろの席にも人が座ってましたので、これはなるべく前の方に座って欲しいとの思惑からこのようにしたのかと思っております。
昨年同様、会場に入る前のロビーにはグループ会社紹介コーナー(「はなまる」「どん」とか)のブースとテーブル&椅子があり、担当者と株主が向き合って話ができるようになってました。
今年はそこで各会社のパンフレットを貰い、受付にあった「CSR報告書2011」とともに総会開始まで読んでおりました。
株主総会出席者は男性が多く、年配者が多いです(だいたいの株主総会はこんな年齢層ですが・・・・)。服装はラフな人を多く見かけました。

10時になり安部社長が議長で総会が始まります(始まる前に東日本大震災被災者への言葉あり)。
事業報告等を前にあるスクリーンで説明(音声あり)、その後社長が次期経営課題の話を始めます(スクリーンにはその内容にあった文字や映像が映ります)。
・吉野家→次世代型モデル店舗の開発、EXPRESS店舗の開発
・京樽→生産性の向上
他、どんやはなまるの課題の説明。
・グループ全体でのグローバル成長戦略→海外への出店予定
・吉野家ホールディングスの活動
等説明がありました。

説明終了後10時27分頃質疑応答が始まります。
質問は一人一問ですが二問している方もおり、社長から一問という発言が再びでました。
質問者は8名。時間のため6人目のときに後2名と告げられます。
吉野家ブランドに関して、海外への出店数等いろいろあり、今年は特に「○○に関して」と集中はありませんでした。
質問内容ではないですが、今年外食産業でマックを抜きトップとなった「ゼンショー」との比較発言は度々ありましたが。

11時12分頃決議事項へ。
吉野家株主総会では議案ごとに質疑応答時間があり、そして決議されるという方法がとられてます。
今回質問者は第1号議案と第3号議案は0人、第2号議案は5人(議案に関係ない質問も含まれる)、第4号議案は1人でした。
議案は拍手により議決、総会は終了します。
終了時間は11時46分頃。

<感想>
昨年は社長の活力(パワー)を感じられず、だらだらした回答でしたが、今年は熱意や今後の姿勢へのアピールが感じられ昨年より進歩した印象でした。
昨年は「吉野家というブランドにあぐらをかいて座っている感じ」だったので、よくなったと思います。
ただ質疑応答での回答の言葉がまわりくどいような・・・・ストレートじゃないし、こうドーンと心にくるものがありませんでした。
昨年よりやや抽象的ではなくなりましたが、まだまだわかりやすさは今ひとつ・・・・といった感じです。

第2号議案で議案に関係ない質問がありました。
でもこの質問で「M&Aの失敗の認識がある」という言葉が聞けてよかったです。失敗は認めているようです。
議案前の質疑応答でも「もしかしてM&Aの失敗は認識している?」と感じた発言はありましたが、あいまいではっきりした発言ではなかったのですよね。
この質問の回答は今後への決意が伝わってきて、意気込みが感じられました。
他の株主の方もそれが伝わったのか、会場内で数人の拍手がありました。

あとは結果がどうなるか・・・・・・。
「努力しているのは感じられるけど、結果がでない」と株主総会に出席する度に感じられる会社がありますので、同じようになりませんように・・・・。

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アニメ・神のみぞ知るセカイⅡ(FLAG6.0)「10%の雨予報」

攻略相手のちひろには好きな人がいて、その恋を実らせる事が駆け魂を追い出す事に気付いた桂馬。
そこで彼はちひろの恋愛成就のサポートをし始め・・・・・・。

ちひろの心理面があまり描かれていない(というか場面はあるけど言葉はない)ので、ちひろがどう考えているのか捕えにくいです。
で、現時点でのちひろの様子から推定すると・・・・・。

ちひろは夢中になって楽しめるものがなく、恋愛が今現在唯一自分がワクワクできることであり、どちらかというと相思相愛を望むより恋に恋する状態のように思えます。
夜自室でテレビ番組を見てても楽しそうでなく友人に電話したりとか、一生懸命部活動に励む歩美をみかけ何かを感じる(打ち込めるものがあるので羨ましく思う?)のは楽しんでいないから。
何か打ち込める事があれば、また別だと思います。
恋に関しても両想いより恋そのものを楽しんでいるように思えます。

桂馬とちひろは何かしら共通点があるように思ってました。
そういう意味では桂馬はギャルゲーでの恋愛過程、ちひろはリアルでの恋愛過程と2人ともリアルでは充実していないということで同じなのでは。
視点を変えると本気で何かに取り組んで傷つきたくないから、何でも本気度、真剣度が弱くなる・・・・も考えられます。
本気度が強ければ強いほど、傷つきやすいですからねぇ・・・・・。

最初の場面。
歩美からちひろとケンカした、と言われ否定する桂馬。
リアル接点がないから(リアルの世界では)争うことはないということですが・・・・。
接点がなく争いはなくても(ちひろから言われたことに)ショックは受けるようで(接点なければショックを受けないのでは?)。
桂馬の「ボクはケンカなんかしていない」という言葉は、小さい子供が「ケンカなんかしてないもん!」と意地をはっているように感じられました。
本当に接点がないならば「ケンカしたと思うならそう思えばいい」とつきはなすのではないかと思いますので。

成り行きでちひろの告白の手助けをするようになった桂馬。
すっかりちひろのペースに巻き込まれております。

でも乗気でない桂馬でしたが・・・・・・。

ちひろの(自分以外の人との)恋愛成就が駆け魂を追い出す事に気付き、やるきをだします。
前回「ちひろとあまり関わりたくない桂馬」と思ったのですが、どちらかというと「関わりたくない」というより「よっぽどちひろとキスするのが嫌だったのね!?」と思ってしまいました(苦笑)

攻略ポイントの「出会い」「印象づけ」「好感度あげ」「告白」。
ここでも悪印象は好印象に変換可能と断言してますが、現実ではどうかなぁ・・・・・とツッコミ。

そして桂馬の作戦のおかげで憧れのユータ(ちひろの好きな人)から声をかけられ、桂馬を信用し始めたちひろ。
桂馬の用意したセリフをユータに告げ、告白への道筋を歩き始めます。
ちひろがユータに話すシーンで。
・・・・ちひろがセリフを棒読みでなく抑揚をつけ話している演技力に脱帽(笑)
普通好きな人の前だとあがって言葉を間違えない?とちらない?
・・・・しかも「ツンデレ」風の口調だし、度胸と演技力は女優級です。

最後の方でテレビの話題になり、桂馬がテレビに興味がないことをわかり情報収集はどうしてるのかと言うちひろ。
桂馬「リアルの情報なんか必要ない」
・・・・ただし!ギャルゲー情報は別だが・・・・ですよね!!とツッコミ。
でないとリアルの世界で新作ゲームは楽しめませんから。

ということで、ちひろは告白タイムへと突入!?

どうもちひろは桂馬の女バージョン、という感じで桂馬が女性だったらあんな感じという気がします。
そういう意味ではちひろも描き方によってはカリスマ性を持ち合わせているように思えますね。
といっても雰囲気が主役級でないので、主役はどうかな?

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ジーンズメイト 第51期 株主総会(2011年)

2011年5月13日(金)午前10時~(受付開始午前9時15分~)のジーンズメイト株主総会に出席しました。
この会社の総会は初めてです。
場所は東京証券取引所東証ホール(2階)。東証の見学もできるので、総会終了後は見てまわりました。
昨日までの数日雨だったとは思えない晴天でした。

東西線茅場町から歩き、会場に着いたのは9時5分ちょっと過ぎ。
東証ホールに入口には警備員がいて、見学ですか?と聞かれ、株主総会と答えると、こちらの方から入ってくださいと言われました。
そこでは金属探知機が・・・・・・って、株主総会前に金属探知機でチェックされるのは初めてで、ちょっとビックリしました。
エスカレーターで2階に着き、受付をしようとしたらまだ9時15分でないので断られ、やがて15分になったので、受付をし、中に入りました。
入る時「お~いお茶」250mIを1本貰いました。

出席者はほとんど男性で、普段着がほとんどです。
お土産は株主総会終了後にもらった折りたたみ傘1本。・・・・・と土産が入っていた袋の中に「ブルーベルマーケット」店(大人の女性のための新業態店舗で4月に2店舗オープン)の30%割引券が5枚入ってました。
この券はこの2店舗しか使えない券だそうです(ジーンズメイト等では使えない)。

10時に総会が始まる前に、総会中に地震があった場合の応対(館内放送が流れる等)の説明がありました。
この時期だからこその説明に思えました。
(そういえば、この日は震災後では初めて出席する株主総会でもあります・・・・)

10時になって西脇社長が議長で株主総会が始まります。
まず始まる前に、地震の被災者への言葉、また3期連続しかも今期は大幅な赤字の謝罪がありました。
そして事業報告を読み上げ(前にスクリーンがあり、報告に関しての映像、表が映し出されます)、決議事項が読み上げられます。

質疑応答は10時18分頃~。
スタンドマイクに進み発言、質問は1人2問まで。
質問者は7人。
無配、株主優待の復活に関する質問、固定費に関して、店舗「ハッピードア」の利益、同業他社へのマーケティング、ネット販売について、大震災への支援・・・・・等ありました。
その後決議事項が拍手により決議され、終了しました。
終了時間は11時2分頃。全体では約1時間で終了となりました。

<感想>
ただ事業報告を読み上げるだけ、株主の質問に答えるだけ・・・・という感じであまり赤字への経営責任を感じられませんでした。
役員たちは責任を感じているようですが、あまり責任というか、危機感が伝わってきません。
質問にもあった無配や株主優待ですが「赤字を黒字にし復活したい」ということですが、本気でそのつもりならこんな質問が出る前に具体的に今後のビジョンを示して欲しいです。
何か”本気度”が伝わってこないんですよねぇ・・・・・・。

質問者で「ほしい服がないので他社へ行ってしまう」という発言がありましたが、まさにそこがポイントだと思います。
店に行ってもほしいものがない、見て回る楽しみが感じられない・・・・という遊び心を感じることもありません。
正直、優待券があったとき欲しい服がなくて使うのに困りました。また閉店という店に行った時、かなり安くなってても買う気になる服がありませんでした。
・・・・・・ここがこの赤字のおおもとな気がします。
欲しい服がない・・・・と。
マーケティングを行っているようですが、生かされているのか・・・・?

地震に対する援助でジーンズを1万本岩手県に送ったそうですが、物流の関係でとめられているそうです。
義捐金は送っていないよう。
・・・・・こういう点でも策が空回りしているようにも思えました。

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アニメ・神のみぞ知るセカイⅡ(FLAG5.0)「たどりついたらいつも雨ふり」

特に特徴のない、ギャルゲーでいえばモブキャラ(桂馬談)・・・・そんな小阪ちひろが今度の攻略相手。

今回は「落とし神」と異名をもつ桂木桂馬もやはり人間。
ショックを受け、ゲーム世界に逃げている印象を受けました。
ゲームにのめりこむ事により逃げる・・・・所謂現実逃避に近いものを感じます。
だからどちらかというとちひろより桂馬の心の隙間の方が大きいように思え、場合によっては桂馬のほうに駆け魂が入ってもおかしくないように思えました。
・・・・といっても、子供として転生する駆け魂は女性に入るようですが。

攻略相手の小阪ちひろ。
はっきりいって、彼女と桂馬はある意味似たもの同士で相性最悪な気がしました。
「攻略が難しい」とちひろ攻略を拒否する桂馬ですが、「あいつだけはいやだ」という桂馬の発言から推定して、どちらかというと「ちひろ自身が苦手(関わりたくない)」にも思えました。
つまり、特徴がないと言ってますがそれは言い訳に過ぎず、単にちひろとは関わりたくないと避けているようにも思えます。
桂馬とちひろの何かしらの共通性を桂馬が感じて。
自分に似ている人物を避ける・・・・・それは桂馬自身が己の本質を見ていない(己を受け入れず、否定、ゲームの世界へ没頭)していることにも繋がっているのではないのでしょうか。

「言いたい奴には言わせとけばいい」風な桂馬。
他の人が何を言っても雑談にしか聞こえない桂馬ですが、ちひろの言葉にはショックを受けてます。
いつものように聞き流せばいいものを相当落ち込んでいる様子は、認めたくない部分を指摘されたから・・・・と思うのは考えすぎでしょうか。
そうでなければ、そんなにショックを受ける事ないと思います。

というわけで、繰り返すことになりますが桂馬がちひろを避けたのは、「モブキャラ」性というより単に言い訳にしているように聞こえます。
ちひろを避けるのはもう一人の自分と向き合わなくてはならないから・・・・?
本質的に同じ部分をもつちひろだからこそ、避けたくなるようにも思えます。
・・・・といっても、今はそう思いますが、最初は「ゲームではいないキャラだし、個性なしだとデータ不足で攻略は難しそう。一般、普通という言葉は曖昧で人によって尺度は違うし、かえって難しいかも」と思いましたけどね。

最後で最初に攻略した歩美の再登場。
彼女は今度はショックを受ける桂馬を救い出す役?・・・・という予感を感じさせるように、倒れている桂馬に声をかけます。
桂馬はどうなるのか?ちひろの中の駆け魂は追い出せるのか?・・・・・話は次回へ。

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アニメ・神のみぞ知るセカイⅡ(FLAG4.0)「地区長、誇りを取り戻す。」

ハクアの心の隙間を利用し、ハクアを操る駆け魂。
エルシィはそんなハクアの心の隙間を埋め、助け、やがてハクアとエルシィは駆け魂を捕まえる事に成功する。

駆け魂はレベルが上がると『顔』ができるよう。

今回はどちらかというと、エルシィがハクアの心の隙間を埋め、攻略成功した話でもあります。

優等生で皆から羨望を受けるハクアでしたが、実はその高成績は努力の賜物。
でも試験と実戦のギャップに焦るハクアに心の隙間ができ、それをエルシィが隙間を埋めるという話。
前回エルシィの「凄いよ、ハクア!」に誇らしげなハクアをみて、これは相当努力しているな・・・と思ったらやはりそうだった。
所謂「凄い」は努力に対する報奨の言葉であり、またその言葉を自分の存在意義に感じているようにも見えました。
だから思うようにいかず、自分の存在意義が弱くなった所を駆け魂が狙ったようにも思えます。
「自分は凄いんだ」と思わせることで自分の存在を感じる・・・・・「自分は必要されている」と思うことで自分の存在を感じることに近い気もします。

最初エルシィの連絡により駆け魂を見つけ、ハクアと2人で駆け魂を捕まえようとするシーン。
ハクアは駆け魂をビンに入れようとします。
エルシィ「すごーい、さすがハクア!」
ハクア「当然よ!」
・・・・この時点でハクアの油断からまた逃すだろう、と確信。やはりまた逃しました。
この油断というか甘さが今までの失敗の原因の一つのように思えます。
そういえばエルシィが駆け魂を捕まえるシーンはいつも懸命でした。

過去を思い出すハクア。
ハクア「ずっと先頭だった。ずっとみんなの手本だったのよ」
・・・・というと、あまり挫折を知らないタイプ、でもありますか。
挫折が少ないと挫折があった時中々立ち直れないものです。
そういう意味では落ち込みからすぐ立ち直るエルシィは凄いと思います。

駆け魂を逃し、ハクア1人よりエルシィと2人の方が捕まえるのにいいと言う桂馬。
ハクア「エルシィなんかの助けがいると思う?」「エルシィは落ちこぼれ
・・・・・結構キツイ言葉を本人目の前でよく言うなぁーと。
自分の友人にこんなこと言われたらショックですよ。
さすがのエルシィもショックだろうか・・・・と思っていたら、エルシィの関心は桂馬のエルシィとハクアへの対応の違い(自分でなく、ハクアと一緒にいる桂馬なので)でした。

駆け魂に操られるハクア。
桂馬は駆け魂よりもまず、ハクアの心の隙間を埋め操るのを止めさせるようにエルシィに言います。
・・・・・大もとは駆け魂ですし、ハクアより駆け魂を捕える事の方が重要に思いますが・・・・。
・・・・って思ったのですが、もしかしたら巨大化しているので2人でないと捕まえられないと桂馬が判断したのではないか、と気付きました。
そういえば2人で捕まえる方向に桂馬はもっていこうとする雰囲気はありましたし。

ラスト駆け魂を捕え、ハクアが捕まえた事となり、めでたしめでたし。
ハクア「おまえ(←桂馬のこと)案外いい奴ね」
・・・・「ハクア、あなたもね」と思った言葉。
ハクアへの第一印象は私にはあまりよくなかったもので。
心が埋まったのか、ハクアの表情は何か憑き物がとれたようにすっきりした表情でした。

今回のことがきっかけでハクアもまた一歩前進したように思えます。
ハクアの能力の高さ、心の悩みを描いた話でしたが、どちらかというと私はハクアよりエルシィのほうが精神面で凄い!と思ってしまいました。
落ち込んでもすぐ復活する不屈の精神?・・・・・その天真爛漫さはハクアも得るものが大きいように思います。
かなり努力しているから、高い評価は当然という感じのハクアですが、実際努力しても思うように評価されない場合の方がどちらかというと多いという経験をしているようにも思えます。
頑張っても、良い成績がとれないとか、自分より上の人がいてどうしても1位をとれないとかそういうのがなかっただけ、ハクアは今まで恵まれていたという考え方もできます。
まあ、世の中そう思ったようにいかないのが人生・・・・と思うようになるにはまだ時間がかかる・・・・って、ハクアやエルシィって、かなり長生きしているんですよね・・・・。

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