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劇場版NARUTO「ブラッド・プリズン」(2011年) 感想

8月25日(木)午前11時15分~上映のナルトの映画をみました。

25日は小学校始業式なので映画館は大人ばかりだろう・・・・・と思っていたら小学生低学年が母親とともに数人いました。
もしかして県外の人?
・・・ま、それはいいとして、この時この映画をみた人は30人前後。20、30代が多いかな?(小学生は4~5人くらい)
1日2回上映・・・・7月30日公開でもう一ヶ月近くたつせいか、すいてました。

正直、最初みにいくつもりはありませんでした。
でもテレビのCMでミステリー作家東山彰良脚本、どうやら賞をとっている人らしい・・・・というとミステリー作品として見応えありそうか、ということと時間の都合もとれたのでみることにしました。
ナルトは原作未読、アニメは1話からみていて、劇場版はテレビで放映されたのはみていますが映画館でみるのは初めて、という者の感想です。

一言で感想を述べると、見応えがありました。
脚本は以前賞をとったことのあるミステリー作家。
なるほど・・・・最初のあたりはミステリーの雰囲気が漂っていて、謎を考えながらみてました。
ナルトが閉じ込められた場所は結構重々しく重圧感があり、生々しい感じがしました。
まるでナルトが別世界のミステリーワールドに1人放り投げ出され・・・・・・という感じです。最初の方はサクラ等レギュラー陣の登場より、映画のオリキャラばかりでしたし。
「無実の罪で捕えられた」というありがちな設定ですが、引き込まれてみておりました。
最初ナルトが捕らえられた時、「みんなの様子が変・・・なんかウラがありそう・・・案外任務だったりして」と思ったり、中盤での「その術を使うと命にかかわる」という内容のセリフにより死亡フラグを感じ、これはラストへの伏線?と感じていたらその通りの展開になってしまい・・・・。
先が読めてしまいましたけどね(苦笑)
でもそれでも楽しめましたよ。
逆に最初の方はミステリーとしては面白いけど、本来のナルト作品らしくない気がして、ナルト原作フアンはどうだろうと思いました。
まあ、終盤にサクラとかみんな出てきてからはナルトらしさを感じましたけどね。

愛する者の死でその者を蘇えらす・・・・で、映画「死国」、「ペットセメタリー」の物悲しさ、せつなさを思い出しておりました。
最近では「鋼の錬金術師」でしょうか。
そういえば、”ハコ”が現れ門?が開くシーンでは鋼の錬金術師を思い出してました(雰囲気似てませんか?)。

どちらにしろ「蘇えり」の結果は悲劇しか生まれていないです。
愛するものを蘇えらせる・・・・もしできるとしたら?・・・・難しい感情ですね。

同時上映は「炎の中忍試験! ナルトVS木ノ葉丸!!」。
本編の前に上映されました。
奥深い背景・・・・これ3Dだったら迫力あるだろうな~~と思ってしまいました。

この話はナルト、というよりも木ノ葉丸が主役に思えます。
というか、木ノ葉丸主役視点だと面白いものを感じます。
ライバルと大勢がみている場所で戦う、周りはほとんど相手が勝つと思っている・・・そんな状況で一生懸命戦う木ノ葉丸。

ナルトの成長に著しさがありますが、木ノ葉丸も随分成長しているなぁ・・・・と思いました。
そうやって・・・・皆大きくなるのね。
・・・・もう、近所の子供が逞しく育っていっているような心境です(笑)

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アニメ・神のみぞ知るセカイⅡ(FLAG12.0)「サマーウォーズ」

以前フェアで安く買ったギャルゲーをクソゲーだろうと思いながらやりはじめた桂馬ですが・・・・。

ついに最終回。
前半はゲームに夢中になる桂馬、の話。
後半はそのゲームを作った会社から、今度の新作に関して落とし神である桂馬の意見を聞きたいとメールをもらい「理想」のギャルゲーを追究する桂馬、の話。
というような感じでした。

今回前半と後半に分けて感想を述べたいと思います。

<前半>
以前エルシィと買物に行ったときに買ったゲームをする桂馬。
ヒロインのデッサンが「らくがき」(ハクア談)なので、クソゲーだと思っていたのがやり始めると一転、理想のゲーム(運命を感じる桂馬)でした。
ヒロインの名前は杉本四葉。桂馬は後によっきゅん、と呼びます・・・・・。

フェアで桂馬がこのゲームを見つけた時、かなり大々的な描かれ方をしているな・・・・と思ったら「運命の出会い」だったからなんですね。

最初ヒロインは今ひとつ、と思っていた桂馬ですが、私はこれはこれで一部には人気でそうなルックスで愛嬌があるキャラに思えました。
それにこの子、結構かわいい(雰囲気とか)。
で、声が誰かと思ったら丹下桜・・・・という文字を見て、思わず「やられた」と思いました。
私にとって丹下さんと言ったら『カードキャプターさくら』の木之本桜(以下、さくら)。
一瞬さくらの映像が頭をよぎりました。
・・・・再び見直してみると、そういえばどことなく話し方(さすがに「ほえ~~~」とかはないけど/笑)、雰囲気がさくらに似ている。さくら同様天然っぽいし。
さくらはかわいかったし、その影響もあるのか声が丹下さんというのでかわいさが増したのかもしれません。

ちなみに「木之本桜」←→「杉本四葉」って名前、少し似てませんか?(どちらも植物関連で)

<後半>
理想のギャルゲーとは?を追究する桂馬はいろいろ葛藤し・・・・・。
「理想のギャルゲー」とは具体的にどういうゲームか決められない桂馬の心の状態をパロディ(ガンダムとか)を含ませての展開でした。

まずこの後半いろんな桂馬が登場するのですが、彼らの声はすべて下野さんの為、後半はほとんど「下野劇場」だと思いました。
お疲れ様~~~~って言いたいですね。

結局葛藤の結論はみんなギャルゲーが好き、理想はひとつではない、理想は皆で共有等・・・・・はっきりと具体的に示しませんでした。
パロディのあたりは割と自分の中でスルーしていて、「まあ、好きなようにして下さい」という印象。
・・・・もあり、結論を追求する(またはツッコミをいれる)気にもならない(←おい)気持ちです。
なので、特にこの内容に関し思うことはないです。

あえていうとよっきゅんが話すシーンで、どうせならさくらが言っていた「ぜったい大丈夫だよ」という言葉も言って欲しかった(笑)
せっかくだから、こんなパロディもあっても・・・・。

EDは1期のOPの曲。
やはりこの曲の方が「神のみぞ知る世界」という感じがします。
まだでていないヒロインが出たのは、3期への伏線?
クソゲーの中に理想があったように、リアルでも理想があるのか・・・・と思う桂馬が印象的でした。
1期、2期でのヒロインがでてきて、皆元気そうな様子はよかったです。

2期では、桂馬が少し変わり始めている傾向を感じております。
ハクアの駆け魂の話からシリアスを感じさせる背景があることを知り、これは今後の傾向を物語っているようにも思えました。

リアルはクソゲー・・・・・と決め付けず、世の中広いし視野を狭めずにリアルに向き合ってみたら?意外な発見があるかもよ。
・・・・・・と前々から思ってましたが、ここにきて桂馬がそういう思考をもったことに桂馬の成長を感じました。
まあ、決め付けて避けずにそういう場合もある、と割り切るのは今だから思うことで、たぶん自分が桂馬の年齢だったら同じように決め付けて避けてたかな・・・・と思う部分もありますけどね。

今回で2期が最終回となります。
なかなか更新できず、6月で放送終了なのに更新が8月となってしまいました。
ここまで感想を読んでいただいた方、ありがとうございます。
またスタッフの方、お疲れ様でした。

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アニメ・神のみぞ知るセカイⅡ(FLAG11.0)「いつも心に太陽を」

教育実習生、長瀬純攻略最終話。

元気をもらおう!と趣味のプロレスを観にいった長瀬ですが、そこには自分と同じ指定席のチケットを持つ桂馬がいて・・・・。

どうやらエルシィの力で純のチケットに似たチケットを得たよう。

純と桂馬がこの後プロレスを観戦しながら、桂馬が純の悩みにたち入っていく会話があります。
純が懸命にやっても誰もついてきてくれない悩み・・・・・。
このシーン、こんな視点でこのシーンをみている人って少ないだろう、っていうかいるのかな?と思う視点で何故かみてました。
どんな視点かというと、桂馬の隣に座り、この2人の会話の時、2人の真中に座っている男性の心境。
まあ、はっきりいってプロレスを観にきただろうに、痴話げんか?ともとれるけんかを自分の両脇かつ目の前でやられたらたまったものではないだろう・・・・なんて思いながらみてました。
勘弁してくれよ・・・の心境でしょう。
プロレス観戦より2人の会話の方が痴話げんかっぽくって、ある意味おもしろい?ということは・・・・ないでしょうし(苦笑)
それともプロレスに夢中で気付かない?とも思ったんですが、あんな間近では気になると思いますが・・・・。
同様、純がプロレスの途中で席を去りますが、立ってそれを見ている桂馬と彼に近づくエルシィ。
あれでは後ろに座っている人にはプロレスが観れないのでは・・・・。

純が自分の席に桂馬が座っているを知り、桂馬の隣に座っている男性の前にチケットをだし、桂馬に確認を求めます。
この男性は嫌な顔をします。
この場合、純が「前を失礼します」とか言うのが礼儀だと思うのですが、桂馬がいたという驚きでそれどころではなかったよう。
桂馬の隣の男性も相手が若く美人の女性ということで少しデレってするかな?(←おい)と思ったのですが、そうでもなかったよう。
いきなり目の前にチケットを出されたことに不快に思ったようです。

プロレスが始まり、大好きなプロレス話を楽しそうに語る純。
に対し、うんざりしているような桂馬は対照的。
ゲームを純のように楽しそうに捜している桂馬(FLAG8.0「はじめての☆おつかい」 )を思い出してました。

桂馬と純は同じ席に2人すわり、試合を観戦。
純「プロレスは・・・・(略)・・・・みんなで試合を作っている。みんなが1つになって」
・・・・そういえば「みんなが1つになって」という似たようなセリフを野球漫画かアニメなどで聞いたような・・・・あ、文化祭の催しを行う過程の時も似たようなセリフがあったような・・・・。

そして学校・・・・。

クラスのみんなにマラソン大会へ参加することを勧める純に、生徒達は反論。
教室を飛び出す純・・・・。
純のいる所に桂馬は現れ、悩む純に「もっと理想をおしつけたらいい」「正しいと思うことをやる」と話す桂馬。
そこへクラスの皆が現れ(桂馬は気付かれないようにその場を去っている)、謝る生徒たち。
いい雰囲気になる純と生徒たち。

このあたりの場面はどうやら桂馬の作戦のようですが、正直こんなにうまくいくか?と思ってしまいました。
まあ、うまくいったんですが(苦笑)

その後純は実習が終了、その間休んでいた桂馬が現れ、純が桂馬にキス、無事駆け魂は抜け出ました・・・・・めでたし、めでたし。

・・・・って、なんだかな~~~、という感じでした。
生徒たちと純の関係が良くなった以後、この実習終了までの話が省略されており、物足りない感じがしました。
もっと純がクラスにとけこんでいく様子があったり、純の桂馬への想い?の過程が描かれていればまた別だったかもしれませんが・・・・。
いきなりあそこでキスですか!?
これはこれでいいのかもしれませんが・・・・やや唐突な感じを受けました。

次回、最終回。

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