映画「インシディアス」(2011年)感想
9月28日(水)午前11時~の上映を観ました。
全部で私含め18人で鑑賞・・・・公開が8月27日で約一か月後とはいえ少ないような・・・・・。
ほとんど20代の学生風。ま、平日の午前中だし、そんなところですか。
それにしても私語が多く、映画内の幽霊の話声か私語なのかわからない時もあったのでマナーは守ってもしいものです。
以下、感想です。まだ観ていない人は注意してください。
一言でいうと、「だから何だったの?」。
ある家族(父、母、子供3人)に降りかかる奇怪な出来事・・・・というストーリー。
結局老婆が父に近づく理由やら父が後半息子を探しに幽体離脱するのですが、そのときの出来事がB級ホラー級。
老婆が父の肉体を狙って近づいた?ようですが、その理由が弱い感じがしました。
「怖い」「恐ろしい」とネットでも見かけたのですが、ホラーを昔からよくみている私としては、ホラー映画というより、ホラー映画パロディ。
あ、この場面は「キャリー」、ここは「エルム街の悪夢」に似たシーンが、全体的には「ポルターガイスト」と、どこかで観たことあるような場面のオンパレード。
逆に「この場面で手がニュッと出てくるのが”お約束”じゃあ?」とツッコミをいれてました(笑)
昏睡した息子の足の近くに手形があるシーンは「ここは手形よりも足に誰かが掴んだような手形のほうが怖いんじゃあ・・・・・」と思ったり。
ラストの実は父は・・・・というあたりは霊媒師の表情でわかり、「やっぱり」といった感じです。
最初は母親が子供のことを考え懸命だったので、このまま母親が子供を助ける展開か?と思ったら途中でその役目が父親に。
そのせいか、父親の「息子を助けたい!」という気持ちがあまり伝わってこず、その迫力、覚悟が感じられなかったのが残念です。
私には助けに行ったのが、どことなく流されて・・・・っていう気がしました。
映画内ではキャーキャー悲鳴が多かったのですが、ここで悲鳴をあげるような怖さか?とも思いながら観てました。
まあ、ビックリしたのはありますけど。
とはいえ、考えてみると20代にとっては新鮮な怖さとかあったのかな・・・・とも思ってしまいます。
私にとってやはり10代ごろ上映された「エクソシスト」「オーメン」「サスペリア」等ホラー映画はインパクトが強く、今も怖かったという印象は強いです。
幽霊や悪魔も怖いけど、人間のもつ妬み、嫉妬、憎しみおよび執着心も怖いので、最近は「ホラー」よりも心理的にジワジワと人を追い詰める「サイコスリラー」「サスペンス」のほうが怖いように思えます。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント