ソニー 第95回 株主総会(2012年)
2012年6月27日(水)午前10時~(受付開始時刻は午前8時) グランドプリンスホテル新高輪で行われた株主総会に出席しました。
この会社の株主総会は初めてです。
梅雨の中休み、という天気のいい日でした。
地下鉄浅草線「高輪台」A1を出ると前の方をラフな服装の数人の年配男女が歩いていたので、もしかしたら・・・・と思って後をつけたら(←おい)会場ホテルに着きました。
株主総会看板が出ており、ホテル内に入り受付。8時5分あたり。
その時、ソニーの文字が入っている白い手提げの紙をもらいました。
それがお土産となります。
中身はマドレーヌ・バウムクーヘン等のお菓子、充電器セット(単4形2本つき)、6月30日(土)公開の「アメイジング スパイダーマン」全国共通前売鑑賞券大人1枚(全国の上映劇場にて使用可。但し、3D等鑑賞の場合は差額を支払う)の3点。
それと「そらべあ基金」「ソニー・サイエンスプログラム」(ソニーのCSR活動について)の宣伝というか、アピールというか・・・とにかくそういうのが書かれてあるリーフレットが入ってました。
尚、ソニー・エクスプローラサイエンスというものがお台場にあり、どうやらサイエンス・ミュージアムのようで、入館割引券(大人、子供各100円引。1枚につき5名までOK、期限付)が印刷されてました。
受付時に首にかけられるようになっている入場票ももらい、首にかけました。
(会場に入る前だったか覚えてませんが、紙パックのお~いお茶250mlももらってます)
総会の会場は第1~第3会場あり、商品展示会場(10時~14時(予定)展示時間)もあります。
この商品展示会場に入場する場合、受付の時にもらった入場票を入口で呈示するとのこと。
私は早めに行ったので第1会場になりました。
受付を終えて矢印に従いいろいろ歩き、総会会場へ。
入口にご自由にお取りください、ということで「第95回定時株主総会招集ご通知に際してのインターネット開示情報」、円形のうちわ(やや厚めの紙の下の方が穴が開いており、うちわのようにあおげるもの)が置いてありました。
この厚紙ですが、片面は式次第、ご質問の方法、商品展示等株主への案内が書かれており、もう片面は黄色になっており、黒い文字で「ご質問を希望される方は、このカードを上げてください」と書かれてます。
どうやら、質問したい人はわかりやすいようにこの紙を上げるよう。
(こういう紙がある、という指摘は私にはありませんでした。他の人はもらっているのかしら?)
会場内に入るとき両端に女性が数人並んでいて、入っていくる株主に対し一斉に「おはようございます」とお辞儀をしての挨拶。
(歩くのに少し恥ずかしかった・・・)
早めに受付したのですが、会場内の真ん中最前列はすでにずら~~~っと人が座っている状態。
とりあえず、空いている前の方に座りました。
その後(時間は不明)、前の席の通路にスタッフが立ち、株主を前の席の空いている席に誘導してました。
つまり、スタッフによって前の席に空席がないよう株主を誘導する(「こちらがあいてます」という感じ)なので、遅く来た頃はもう前の席の空席はない状態になってます。
前の方に座りたい場合、早く来るしかないということ・・・・ですね。
会場内の左右にスクリーンがありました。
また、8時40分ごろ、9時10分ごろ(計2回)にソニーのCM(ソニー製品やソニーが関連する映画)がスクリーンに流れました。
10時でブザーがなり、平井社長が議長で総会が始まります。
2011年を振り返る、でストリンガー会長が話始めてしばらくすると通路の両側一番前と2番目に座っていたスーツ姿の男性がいきなりスッと立ち上がりました。
そして、4人で何か言いに来ただろう年配の男性が前に行かないようにおさえ、「株主様、お席にお戻りください」を繰り返し叫んでおりました。
どうやらこの男性、抗議があったようで・・・・。
私は比較的その近くに座っていたのですが、スタッフの「株主様、お席にお戻りください」しか聞こえず、年配男性の「抗議」という言葉しか聞こえませんでした。
その後男性はあきらめたのか、後ろに戻っていき、4人のスタッフも座り・・・・・それから男性はどうしたかはわかりません。
こういうのは他の株主総会でも経験してますが、近場であり、またその迫力のため少しドキドキしてました。
やがて監査報告等それぞれ担当者が説明(ほとんど棒読み)、今後の経営施策を社長が説明(たまに前をむくだけで、書かれているものを読んでいる状態)。
そして10時36分ごろ質疑応答へ。
質問者12人。内、5、6番目の質問者は第2会場から、7、8番目の質問者は第3会場から。
(つまり、1~4および9~12番目は第1会場にいるものからの質問であり、よって第1会場の方が今回発言確率が高い?(・・・各会場に何人入っているか知らないので一概に言い切れないかもしれませんが・・・・・・)ちなみに、第2会場と第3会場はテレビ会議システムが導入されており、第1会場のスクリーンには質問している状態がうつりました)
なんというか・・・・第1号議案(取締役選任)の某人物反対やソニーの将来にたいしての悲観内容が多かったような。
第2号議案(ストックオプション)に反対、というものもありました(今回決議事項は2つなので、決議事項はどちらも反対者がでたということになりました)
それと最後12番目の人が第1号議案反対を述べたあたりで実は違う人を指名したと、かわりました。
結局最後の人の質問は「社長の決意表明を聞きたい」というもので、最後の質問としてふさわしいものとなりました。
そして決議事項は拍手(結構拍手の音は大きかった。質疑応答で議案に反対を発言した株主のときは結構拍手があったのに・・・・・・。)で可決され、総会は11時43分ごろ終了となりました。
帰りは人数が多いので、一気に会場を出るということではなく、ブロックごとにわかれて会場を出ていきます。
(一部が出ていき、すいてきたら、また一部が出ていき・・・・・という方法)
そのままほとんどがゾロゾロと商品展示会場に進みましたが、私は混んでいそうなのでそのまま帰りました。
帰りは品川駅から帰ったのですが、駅の構内のあちらこちらにソニーの土産入り紙バックをもっている人をみかけました。
<感想>
”「ソニー」という会社の社長となると今後の課題とか、熱意をもって自分の言葉で語ってくれるよね!!”
・・・・・って、期待してたのに、読むだけ・・・・・。まあ、棒読みではなかったですけど。
小さい会社の社長ならまだしも、ソニーおまえもか!という心境です。
株主からの回答も一般的だし、「目指します」という精神論だけで、なんだかな~~~~という感じです。
某人物選任反対を述べた株主はその理由も明確に述べたり、また違う株主はソニー製品の復活を強く望んでいるのが伝わる話の内容で、逆にソニーに対する思い入れは株主の方が強い印象を受けました。
つまり、危機的なソニーを何とか救ってほしいと切に願う株主と「目指します」というだけの社長や取締役という感じです。温度差が大きい。
平井社長はやや抑揚をつけて話してましたが、一部の取締役はもさもさ話していたので、「大丈夫か、ソニー!?」と思わず思ってしまいました。
どちらかというと質疑応答での株主からの質問は比較的納得いくものが多く、ソニーを想う気持ちの強さが感じられたのですが、取締役からのその答えは無難、一般的、理想論・・・・・・だけでなく、ソニーを想う気持ちが伝わってきませんでした。
・・・・・と思ってしまった株主総会でした。
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