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劇場版「魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」(2013年)感想

2013年10月30日(水)午前10時05分~の上映を観ました。
10月26日(土)公開作品です。
鑑賞は私を含め26人(545席中)。ちょっと少なめ?・・・・のせいかどうかわからないですが、入場者特典(先着順)の色紙はもらえました。
マミ&なぎさです(実は特典のことはもらうまで忘れておりました)
レディースデーだし、女性が多いかな?と思ったら男女半々でほとんど20代。グループで来ている、というより一人の方が多かったです。

テレビ放映時は観てなく、でも面白いらしいと知り、このたび無料配信で全12話みる機会を得ました。
作品レベルは高く完成度も高い・・・・と思いましたがはまるまでには至っておりません。というか自分が今10代、20代だったらはまってたかもしれないです。
テレビアニメの感想を述べるとラストは落ち着くところに落ち着いたという感想。
キュゥべえが巧みに絶妙なタイミングで魔法少女への勧誘をするのですが、しつこく感じ、性質の悪いセールスマンにみえてました(実際利益がらみでしたが)。
まあテレビシリーズがよかったので、続編、新作ということで観に行きました。
しかしながら観終わった感想は、何か物足りない、という感じです。
確かに、キャラ、異空間の雰囲気、作画等々よかったのですが、何か物足りない。
テレビアニメがいいから映画もいいとは限らない・・・・まあ、人によってはいいと思う人もいると思いますが私にとってはもう少しと思ってしまいます。
なんでだろ?ラストは私には否定派だからか・・・・?
この映画にいくらまでなら払ってもいい?は1200円。

さて、次からはネタバレの危険ありの感想へ。

ストーリーはテレビ放送同様難しい感じでした。

前半は皆協力してでの魔物退治。
まるでセーラームーン、こんな内容だったら幼稚園児や小学校低学年の女の子たちも楽しめる(但し、変身シーンは除く)と思いながらみてました。
こういう和気あいあいはこれはこれでいいと思いましたが、どことなくテンポが遅く感じられ途中で眠くなってきました(←おい)
特にテーブルを囲んで歌う(唱える?)シーンは妙な脱力感を感じました。

最初は「続編」といってもパラレルワールドみたいなものかと思ってましたが、マミの望んだ世界、というあたりからマミの世界かと思いました。
とはいえ、話が進むにつれほむらの世界かと思ったらやはりほむらの世界でした。
時間の関係か、ほむらの違和感に気付くあたりがちょっと唐突っぽい感じもしました。

ラストは賛否両論ありそうですが、私は否定派かな。
まどかを本当に想うならまどかの意思を尊重した方がいいような。
キュゥべえの本来の策略、すべて何もかもわかっていて覚悟をもってまどか自身が決めたこと。
それをああいう形にしたのは、まどかに対しての裏切りに近いような(だから叛逆?)。
いくら覚悟をもったとしてもまどかも辛いでしょうし、できたら少しでもまどかが楽になるような方向性にもっていったほうがいいと思います。
・・・・とはいえ、これはきっとほのかは受け入れられないでしょうね。というかそういうのを受けいれるタイプだったら、もっとラクな生き方をしている。

ほむらVSマミの戦闘シーンは迫力があってみもの。
また、異空間の異様な風景は大画面だといっそう不気味さをだしてました。
さやかと杏子が楽しそうにしているのと、さやかが今回いい役回りなのが嬉しかったです。テレビアニメではかわいそうすぎて。
なぎさは重要人物なんだろうけど、なんか印象が薄く感じられました。

キュゥべえの誤算はまどかとほむらが出会ったことのように思えます。
この出会いは偶然か必然か・・・・どちらにしろ「自分が優位な位置にたって実験してたが、それがとんでもない化けものに育って逆に襲われる」というホラーパニックに類似しているものを感じました。

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