2016年3月14日(月)午前10時55分~の上映を観ました。
3月4日(金)公開作品です。
観客はほとんど20~30代、21人で鑑賞。128席あるのでかなりゆったりと座って観ることができました。
この日は雨で真冬のような寒さだからすいているとは思っていたけど・・・・。
株式投資は今年で16年目。気付けば・・・という趣味レベルで続けております。信用はせず現物株ばかりなので信用売りに関する言葉はなんとなくわかるけど、というレベル。
もちろん、サブプライムローンで世界同時株安やリーマンショックでの大暴落時も株保持(あまり頻繁に売買しないスタンス)なので、株価の大暴落も経験してます。
当時、サブプライムローンやリーマンショックの特集をテレビでも報道しており観てましたので、説明できるほどではないのですが、まあわかっているという知識。
一番の怖さは不適格債券が散らばりすぎてどの債券ファンドに紛れ込んでいるかわからないという不透明さ、というのは覚えてます。
いわゆるブラックスワン(事前に予想できず、起きた時の衝撃が大きいこと)なんだろうなぁ。
・・・・・・というレベル知識での鑑賞ですが、ある程度知識があるせいかまあまあ楽しめました。グリーンスパーン氏なんて懐かしい!と感じたり、各付け会社の話などまあそうだろうなぁ(というか聞いたことある内容)とか共感部分がありました。
と同時に、まったく金融に興味がない人やリーマンショック?空売り?という人は観ても逆に苦痛を感じるのではないかと思ってしまいました。
1000円くらいなら払ってもいい、という作品。
この作品、いかにも4人が協力して・・・って感じを予告で受けますが、そんなことないです。
華麗も疑問で、というか結果的に不幸になった人が多いのに華麗という言葉はどうだろうかと感じます。
映画というよりドキュメンタリー風の再現ドラマという感じ。
以下は映画感想というより思い出したこと。
実地調査でローンが払えず逃げ出したり等空き家が多いことが判明します。
このシーンで昔観た特集で家を手放さなくてはならなくなったある一家への取材を思い出してました。また、後日空き家が増え治安悪化対策と家の保持のために定期的にそれらの家を回ることを仕事にしている(掃除したりとか窓を開けて風をいれるとか)特集をやっていたのを思い出しました(放映はワールドビジネスサテライトだったような?)
個人的にはマークの心情がわかりやすく、時には「そう、そう」と思いながら観てました。兄のこともあるし、この人を主人公にしてでのスピンオフ作品を観てみたくなりました。
結局、庶民が大いなる負担を強いられました。
今日本もマイナス金利により預金金利低下という影響を受けていたり混沌としているこの時期にこの映画が公開されたのも、なんとも言えないです。
最後に。
昔観た特集で農業を営んでいた年配の男性の取材がありました。
老後資金を株などで運用していたため、これらの株価大暴落で資産が大幅に減ったというものでした。農業をやめて老後をすごそうとしたその矢先に・・・・・落胆する姿が印象的でした。
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