劇場版「遊戯王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」(2016年)

2016年4月25日(月)午前9時40分~の上映を観ました。
4月23日(土)公開作品です。
観客はアニメ放送当時小中学校生だっただろうと思われる年齢層の中、私含め21人で鑑賞。149席中なのでかなり余裕で観られました。

遊戯王(初代)は今現在最後にはまったアニメ作品(これ以降はまった!と思うアニメはない)というのもあり、かなり思い入れが強いです。アニメだけでなく漫画も全巻買い揃えてしまいました。
遊戯王、いえ正確には海馬モクバにはまりまして・・・・今回、10年以上もたっているし、いまさら感がありましたが原作、脚本等高橋先生、総作画監督が加々美さんならストーリーや作画を安心して観ていられると思い「モクバがかわいければOK!」と軽い気持ちで鑑賞しました。
しかし・・・・そんな気持ちで観たのが失礼だったと思うほど全体的に以前と同じ雰囲気、日常感、という時の流れを感じない生活。そんな中で進化を感じられるデュエル、迫力と時の流れを感じる内容がうまく融合して面白くなってます。
最初の方でモクバが登場し、当時のはまっていた時を思い出しておりました。
どちらかというと兄サマ主役?と思えそうな感じで、しかも海馬語録健在。兄サマ見事に突っ走っております(笑)。
ちなみにデュエルはしたことないし、する気もないし、ルールも全然わからない私でさえスピード、雰囲気は面白く思えましたので、ルールを知っている人はより楽しめるのではないか、と思います。
劇場版なので映像の迫力が違います。またストーリーは壮大になりそうなのを抑えつつ、よくこの時間内に収めたと感心してしまいました。
1500円くらいならみてもいいかな、と思える作品。モクバの「兄サマ!」が聞けて嬉しかった(笑)
あと、入場時に「破滅竜ガンドラX」をもらってます。

以下はネタバレ含むので要注意。

最初のあたりは遊戯たちの学校風景。アニメ終了後の彼らが描かれ、それぞれ将来の話をしたりゆったりとした展開です。
スピードはスローな感じでデュエルもないのでだらだら感を感じる人もいるかもしれないと思いましたが、私は普通に日常生活を送るのを懐かしいゆったりとした気持ちに浸りながら観ました。
教室で藍神に気付くシーン等何か他の作品の既視感を感じましたが、その後の流れは遊戯王らしさを感じます。

個人的には海馬VSイメージ化された闇遊戯のデュエルシーンはスピード感よく、懐かしさもあり好きです。
藍神VS海馬も・・・あの「モンスターではない、神だ」には思わず笑みが・・・兄サマらしい。
CGも使っており、迫力も劇場版ならでは。
ただ、藍神がモンスター?となり遊戯&海馬とのデュエルになった時、なんだかな、と思いました。もちろんそれが闇遊戯を呼び、またそのシーンは良かったのですが・・・・。

何だか今回のきっかけはシャーディーがしでかしたような・・・・。
本人に問うことなく子供たちに力をあたえ、洗脳・・・じゃなかった教えを諭し、そして千年アイテムを獏良父にかけてみなさいと言って息子の獏良にやられ・・・・って。
獏良くんの存在に気付かなかったの?藍神が変な方向へ暴走するかもしれないって予感はなかったの?そもそも自分のもっている力で獏良父を何とかしなかったの?
・・・・・・というか、藍神VS遊戯等の展開はすでに運命的なものだったのかな?

闇遊戯とのことを胸の奥に秘め、未来を見つめ歩き始める表遊戯。過去のアテムとの戦いに囚われ、でもそれを原動力にして前を進む海馬瀬人。どちらも前を進むのは同じですが、対照的な気がしました。
卒業式のシーンや杏子が単身海外へ行く場面が印象的です。

最後に、常識では考えられないことをしてしまう海馬瀬人の暴走ぶりが楽しかったです。
ラストの別次元?のアテムに会うシーンは兄サマらしい!そうえいば連載終了当時、勝ち逃げ状態で去ったアテムに対して兄サマはやりきれないだろうなぁと思ったものです。
大人っぽくなったモクバくんも観られてよかったです。

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映画「バケモノの子」(2015年) 感想

2015年7月13日(月)午後7時10分~の上映を観ました。
7月11日(土)公開作品です。
時間帯のせいか、ほとんど20~30代、カップルが多め。家族連れは1組ぐらいで59人で鑑賞。公開からそんなにたっていないし混んでるかと思ったのですが、130席中なので半分も満たず、割と余裕で観ることができました。

細田作品は「時をかける少女」「サマーウォーズ」はテレビで鑑賞、「おおかみこどもの雨と雪」は映画館で鑑賞しています。
作品の感想は上質アニメ作品、という程度。映像、効果音等は映画館ならではの迫力なのでそういう意味では映画館での鑑賞はお勧め。冒頭シーン(だけ)はワクワク感を感じてました。
でもストーリーやらツッコミどころ満載。本来1100円(ぐらいなら払ってみてもいいと思う作品)と思いましたが、映像がよかったので+100円で1200円ぐらいの作品。

で、ネタバレありの感想へ。

映像は綺麗。ラストの方のクジラシーンは見もの。主人公&ヒロインが電車に乗る場面での電車内はまさにリアルで、リアル感を感じました。こんな都会のリアル感を感じた描写は「幻魔大戦」以来。
・・・・・とまあ、作品全体的には家族でみるにはいいだろうけど、私としては少し不満です。

①ジブリを意識?既作品を思わず彷彿
主人公がバケモノの世界へ迷い込むあたりは「千と千尋~」を思いだし、チコでは「トトロ」、その他、ジブリに関わらず既作品を思い出す場面が所々にありました。
細田作品のよさとして「今まであまり観た感じがない演出やカメラアングル」「この先のストーリーは読めるけど、なぜか感動」等斬新なものが気に入ってたのですが、今回そんな感じはありませんでした。
あまり他を意識しないオリジナル性に富んだ「おお!」と思える作品が観たい。

②メインキャラの声優が・・・・感情移入しづらい
熊徹はそのものという感じで、こういうキャラとわかりやすい印象です。話の中では生き生きとしていて、感情移入もしやすい。でも・・・・。
九太(子供)は負けん気の強さでつっぱっている感じだけど内心どこかで寂しい、不安、悲しさを秘めているそんな微妙な感じが伝わってこないです。なんかただ頑固で勝気ででもまあ悲しみをしょっているという感じ。もう少し「うん、でも本当は寂しくて、悲しくて辛いんだよね」という感じがほしい。確かに彼が母親を思いだし悲しむシーンとか”悲しみ”を感じさせる描写とかありますが、なんか今一つ。
それとヒロインの楓。
本音を言うシーンがありまた彼女も本心だと言ってた場面。「本当に本心ですか?」
本心というのは強い意志を感じられ、訴えるようなものがあるものと思います。だからこそ本音の部分はなんとなくわかるし、その思いは強く伝わってきて、人を動かすこともある。
でもここでの言葉は確かに本音を感じられるセリフではあるけど、訴えるものがない。心に響かない。だから、本当に本音かと疑問を持ってしまいます。
・・・・・つまり、熊徹以外キャラに魂を感じない、というか淡々といるだけというかそんな感じでした。ちなみに、熊徹の他にいいと思ったのは多々良と宋師ぐらい(プロの声優は除く)。

③ストーリーが唐突すぎる
一郎彦に何が起こったの!?という展開。最初はいいやつという感じだったのが、いつのまにかラスボスのような存在になっていて心の闇の過程がきちんと描かれていないから唐突さが急上昇。クジラもなんとなく言いたいことはわからないでもないけど、もっとわかりやすく描写してほしかったです。
一郎彦が暴走しているのに親(猪王山)は何をしているんだ?とも思いました。
命がけで九太が止めようとしているのに、親であるのに何もしないのかと。
もしなにかしらの理由(怪我で動けないとか)があるのなら、苦悩し、「親でありながら一郎彦の闇に気付かない自分へのふがいなさ」「本当は自分が動きたいのに九太に頼らざるおえない辛さ」を訴えるシーンが観たかったです。
でも逆にそんな不甲斐なさをだすのを見て、最初の方で宗師が熊徹に結構目をかけている感じがしたのは、熊徹の本来の強さ、「いざとなったら自分の命をかけてでも(民を)守る(であろう強さを秘めている)」というのを感じていたからじゃないか、と妙に納得してしまいました。

絆や親子関係を伝えたい内容というのはわからなくもないですが、感情移入できなかったので、薄い壁の向こうで淡々と話が進んでいたという印象です。
一番印象深かったのは多々良と百秋坊が九太が一郎彦と決着をつけるのに出た後のしみじみと九太のことを語るシーン。
セリフにはなかったけど、九太の成長で「我々もそれだけ年をとっているということだ」と思ったのだろうと思ってしまいました。
でもここで「九太~~~~!!!こんなに立派になって!!あんなに負けん気の強い子供だったのに成長したね~~~(感動!!)」って私が思えばまた違う感想になってたかもしれないな。
うん、自分が40歳以下ならもっとまた違う感想かもしれない。

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劇場版「魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語」(2013年)感想

2013年10月30日(水)午前10時05分~の上映を観ました。
10月26日(土)公開作品です。
鑑賞は私を含め26人(545席中)。ちょっと少なめ?・・・・のせいかどうかわからないですが、入場者特典(先着順)の色紙はもらえました。
マミ&なぎさです(実は特典のことはもらうまで忘れておりました)
レディースデーだし、女性が多いかな?と思ったら男女半々でほとんど20代。グループで来ている、というより一人の方が多かったです。

テレビ放映時は観てなく、でも面白いらしいと知り、このたび無料配信で全12話みる機会を得ました。
作品レベルは高く完成度も高い・・・・と思いましたがはまるまでには至っておりません。というか自分が今10代、20代だったらはまってたかもしれないです。
テレビアニメの感想を述べるとラストは落ち着くところに落ち着いたという感想。
キュゥべえが巧みに絶妙なタイミングで魔法少女への勧誘をするのですが、しつこく感じ、性質の悪いセールスマンにみえてました(実際利益がらみでしたが)。
まあテレビシリーズがよかったので、続編、新作ということで観に行きました。
しかしながら観終わった感想は、何か物足りない、という感じです。
確かに、キャラ、異空間の雰囲気、作画等々よかったのですが、何か物足りない。
テレビアニメがいいから映画もいいとは限らない・・・・まあ、人によってはいいと思う人もいると思いますが私にとってはもう少しと思ってしまいます。
なんでだろ?ラストは私には否定派だからか・・・・?
この映画にいくらまでなら払ってもいい?は1200円。

さて、次からはネタバレの危険ありの感想へ。

ストーリーはテレビ放送同様難しい感じでした。

前半は皆協力してでの魔物退治。
まるでセーラームーン、こんな内容だったら幼稚園児や小学校低学年の女の子たちも楽しめる(但し、変身シーンは除く)と思いながらみてました。
こういう和気あいあいはこれはこれでいいと思いましたが、どことなくテンポが遅く感じられ途中で眠くなってきました(←おい)
特にテーブルを囲んで歌う(唱える?)シーンは妙な脱力感を感じました。

最初は「続編」といってもパラレルワールドみたいなものかと思ってましたが、マミの望んだ世界、というあたりからマミの世界かと思いました。
とはいえ、話が進むにつれほむらの世界かと思ったらやはりほむらの世界でした。
時間の関係か、ほむらの違和感に気付くあたりがちょっと唐突っぽい感じもしました。

ラストは賛否両論ありそうですが、私は否定派かな。
まどかを本当に想うならまどかの意思を尊重した方がいいような。
キュゥべえの本来の策略、すべて何もかもわかっていて覚悟をもってまどか自身が決めたこと。
それをああいう形にしたのは、まどかに対しての裏切りに近いような(だから叛逆?)。
いくら覚悟をもったとしてもまどかも辛いでしょうし、できたら少しでもまどかが楽になるような方向性にもっていったほうがいいと思います。
・・・・とはいえ、これはきっとほのかは受け入れられないでしょうね。というかそういうのを受けいれるタイプだったら、もっとラクな生き方をしている。

ほむらVSマミの戦闘シーンは迫力があってみもの。
また、異空間の異様な風景は大画面だといっそう不気味さをだしてました。
さやかと杏子が楽しそうにしているのと、さやかが今回いい役回りなのが嬉しかったです。テレビアニメではかわいそうすぎて。
なぎさは重要人物なんだろうけど、なんか印象が薄く感じられました。

キュゥべえの誤算はまどかとほむらが出会ったことのように思えます。
この出会いは偶然か必然か・・・・どちらにしろ「自分が優位な位置にたって実験してたが、それがとんでもない化けものに育って逆に襲われる」というホラーパニックに類似しているものを感じました。

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映画「おおかみこどもの雨と雪」(2012年) 感想

「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田監督の作品。脚本もこの2作品と同じ奥村佐渡子さん。内容は子育ての話らしい。
・・・・・・内容が個人的にそれほど興味を感じる話でもないので、時間があったら観ようかな、レベルの作品でした。
が、今更だけどキャラクターデザインが貞本義行さん、と知り観に行きたい度が増しました。
(「時をかける少女」「サマーウォーズ」も貞本さんのよう・・・・昔はアニメというと必ず声優はもちろん、監督、キャラデザ、そして作画監督までチェックしてましたけどね・・・・・)
貞本さん、というと今では「エヴァンゲリオン」のキャラデザの方が有名なのかな?でも私にとって貞本さんというと「オネアミスの翼」「ふしぎの海のナディア」となり、それから「ガイナックス」→「トップをねらえ!」と次々と思い出してしまいます。
まあ、当時「風の谷のナウシカ」が連載されたこともある某アニメ雑誌を毎月買って読んでいた時代でもありましたしね。
・・・・・・というわけで前置きが長くなりましたが、いつも映画は「時間があったら観る」ですが、この作品は「時間を作って観に行った」映画です。

2012年7月31日(火)20時35分~の上映を観ました。
7月21日(土)公開作品です。
鑑賞は私を含め20人(128席中)。
ほとんど20代・・・・・まあ、時間が時間だし若年層が多いとは思いましたが。
女性の友人同士が多く、しかも手には飲み物や食べ物を持ち込む若者ばかり・・・。

さて、感想へ。
ここから先はネタバレもありますので要注意。まだ観ていない人には、お金を出して観る価値はあった、と申しておきましょう。
この映画にいくらまでなら払ってもいい?は1500円まで、という作品でした。

大学生の花が好きになった男性は実はオオカミオトコであったが、花はそれを受け入れ、やがて妊娠・・・・・え!?学生という状態で妊娠、出産?・・・・せめて学校卒業後にしてほしかった・・・・。
という時点で興ざめ。その後は共感できなくなり、どちらかというと技術面(映像美とか)の視点で観ておりました。

背景が実写のごとくリアル(3次元)の世界にアニメという2次元キャラが舞い降りた感じで、どことなく違和感。
それはアパートでの子供の泣き声苦情や児童相談所の訪問等リアルすぎる展開だというのに、花を含めた雨、雪という非現実キャラの登場という関係に近い感じでした。
(花の体力、精神力は現実に考えるとすごすぎなので)
ファンタジー、といってもリアル社会にファンタジーキャラが入り込んだ感じです。
また貞本さんのキャラクターデザイン、というわりには少し作画の感じが違う(帰りにポスターをみかけたけどやっぱ違う)。
所々に作画の粗さを感じ、またデッサンの狂い(特に子供の頭と身体のバランス)を感じたのは気のせいか。

話が進むうちに何かひっかかっていたものがあったのですが、田舎でのおじいさんが花に対して「なんで笑っている」という言葉を聞き、これだ!と気づきました。
昔アニメか漫画か忘れましたが、その作品にいつもへらへら笑っている人物がいて、その人物に「笑っていることで自分の本音を隠そうとしている、周りとの付き合いをごまかしで良好にしようとしている(いい意味での本音でぶつかりあわないということ)」と指摘してたのを思い出しました。
つまり、花は何があっても感情的にならず笑顔を浮かべてますが、そのせいか花の本音が伝わってこない感じがするんですよね。
なんというか・・・・・「魂の叫び」みたいのが感じられないというか。
もちろん子供への愛情は最大級、つねに前向き、一生懸命・・・・はわかるのですが、なんか「魂」が入り込んでいない気がして、存在が平たい(薄っぺらい)キャラクターになっているような気がしてならないです。
そういう意味では、雪(小学校入学前あたり)は感情が全面的にでていて、また自由奔放な感じで存在感を発揮していたように思えます。

とはいえ、さすが細田監督、お見事!というべき見せ方(表現方法)、演出はうまい。
年月の経過を教室の移り変わりで表現するとか、柱のキズで表すとか、川で溺れそうになる雨のシーンのアングルとか、うまく魅力的にだしています。
日常的な出来事は淡々としてつまらない描写傾向の作品が多い中、テンポのよさ、見せ方で飽きることはありませんでした。
真っ白い雪の中を花、雨、雪が走るシーンは爽快!
個人的には雨が”先生”と呼ぶ山の主、狐と山を駆け上りそこで見た美しい風景が好きです。
顔がほころぶ雨同様「こんな景色見せられたら雨でなくてもほころぶよね」と思ってしまいました。

声優もそれほど違和感なく、また子供たち(雪、雨)の生き生きとしたエネルギー(生命力)が声の中から伝わってきて、よかったです。
ところで、雪の同級生の母親の声が林原めぐみさんなのですが、その声で某キャラクターを思い出してました(笑)

全体的にはクオリティの高い作品になっております。
また年齢、性別、経験・・・・・いろんな立場での視点により良し悪しも変わってくるように思えた作品でした。

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劇場版NARUTO「ブラッド・プリズン」(2011年) 感想

8月25日(木)午前11時15分~上映のナルトの映画をみました。

25日は小学校始業式なので映画館は大人ばかりだろう・・・・・と思っていたら小学生低学年が母親とともに数人いました。
もしかして県外の人?
・・・ま、それはいいとして、この時この映画をみた人は30人前後。20、30代が多いかな?(小学生は4~5人くらい)
1日2回上映・・・・7月30日公開でもう一ヶ月近くたつせいか、すいてました。

正直、最初みにいくつもりはありませんでした。
でもテレビのCMでミステリー作家東山彰良脚本、どうやら賞をとっている人らしい・・・・というとミステリー作品として見応えありそうか、ということと時間の都合もとれたのでみることにしました。
ナルトは原作未読、アニメは1話からみていて、劇場版はテレビで放映されたのはみていますが映画館でみるのは初めて、という者の感想です。

一言で感想を述べると、見応えがありました。
脚本は以前賞をとったことのあるミステリー作家。
なるほど・・・・最初のあたりはミステリーの雰囲気が漂っていて、謎を考えながらみてました。
ナルトが閉じ込められた場所は結構重々しく重圧感があり、生々しい感じがしました。
まるでナルトが別世界のミステリーワールドに1人放り投げ出され・・・・・・という感じです。最初の方はサクラ等レギュラー陣の登場より、映画のオリキャラばかりでしたし。
「無実の罪で捕えられた」というありがちな設定ですが、引き込まれてみておりました。
最初ナルトが捕らえられた時、「みんなの様子が変・・・なんかウラがありそう・・・案外任務だったりして」と思ったり、中盤での「その術を使うと命にかかわる」という内容のセリフにより死亡フラグを感じ、これはラストへの伏線?と感じていたらその通りの展開になってしまい・・・・。
先が読めてしまいましたけどね(苦笑)
でもそれでも楽しめましたよ。
逆に最初の方はミステリーとしては面白いけど、本来のナルト作品らしくない気がして、ナルト原作フアンはどうだろうと思いました。
まあ、終盤にサクラとかみんな出てきてからはナルトらしさを感じましたけどね。

愛する者の死でその者を蘇えらす・・・・で、映画「死国」、「ペットセメタリー」の物悲しさ、せつなさを思い出しておりました。
最近では「鋼の錬金術師」でしょうか。
そういえば、”ハコ”が現れ門?が開くシーンでは鋼の錬金術師を思い出してました(雰囲気似てませんか?)。

どちらにしろ「蘇えり」の結果は悲劇しか生まれていないです。
愛するものを蘇えらせる・・・・もしできるとしたら?・・・・難しい感情ですね。

同時上映は「炎の中忍試験! ナルトVS木ノ葉丸!!」。
本編の前に上映されました。
奥深い背景・・・・これ3Dだったら迫力あるだろうな~~と思ってしまいました。

この話はナルト、というよりも木ノ葉丸が主役に思えます。
というか、木ノ葉丸主役視点だと面白いものを感じます。
ライバルと大勢がみている場所で戦う、周りはほとんど相手が勝つと思っている・・・そんな状況で一生懸命戦う木ノ葉丸。

ナルトの成長に著しさがありますが、木ノ葉丸も随分成長しているなぁ・・・・と思いました。
そうやって・・・・皆大きくなるのね。
・・・・もう、近所の子供が逞しく育っていっているような心境です(笑)

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映画「超劇場版 ケロロ軍曹5 誕生!究極ケロロ奇跡の時空島 であります!!」感想

ケロロ軍曹映画5作目。

平日(金曜)とはいえ、春休みで午後だし混んでいるかな~~~?と思ったら、17人でした。
しかも、その内小学生以下は4名・・・・つまり、大人の方が多いというアニメケロロ軍曹です。

本当はもっと早く行こうと思ったんですが、一緒に行く姪(小学生)との日程が合わず、この時に。
チケットは角川の株主優待を使った(というか、ケロロの映画をやる!とわかり、劇場鑑賞券を選択した)ので、映画館は限定されてたのですが、一番自宅から近い映画館でみました。

入場者には「ミニケロランド」&三国伝のカード、究極ケロロのカードを貰いました。
あと、紙のサンバイザーは子供だけで、大人は貰えませんでした。
このサンバイザーは提携?書店で関連商品を買うとシールがもらえ、完成する・・・・とかいうのらしいですが、私は貰わなかったのでよくわからないです。

今までの劇場版1~4は映画館ではなく、テレビ放映でみていたので、今回初めてケロロを映画館でみるせいか迫力の凄さを感じました。

では内容へ。

まず「SDガンダム三国伝」。
思いっきりお子様向けというストーリー展開。
つい、世の中そう甘くない、とかつっこんでおりました(←おい)。
戦いの場に行く理由に「明日をつかむため」というセリフはあまりにもくさいセリフに思え、私だったらそんなこと言われたら「は、はあ・・・・」と思わずひいちゃいそうだなぁ・・・・と。
戦っている時子供達の声援があるのですが、「敵は子供たちを人質にしないのか?」と思ったり。
・・・・・とまあ、大人的視点だとどうしても色眼鏡でみてしまいます。

そしてケロロ軍曹。

冬樹はアリサからケロン人似のモアイ像を渡されます。
そしてイースター島に行く事にした冬樹とケロロでしたが・・・・・。

冬樹が小学生にしか見えない!
・・・・・と思った作画でした。

アリサが出てきたのは嬉しいのですが、今回は冬樹&ケロロ、ケロロ小隊、精霊・・・・といつもと違ってあまり夏美や桃華、326先輩や小雪が活躍していないです。
結構適材適所で活躍する彼らの動きが楽しみなのですが、そういう意味では残念です。
その分タママ、ギロロ、ドロロそして究極ケロロとなった彼らの戦いは取り上げられていて、見せ場にもなってました。
クルルが最初アクアクに飲み込まれた(狙われた)のは、クルルが一番知識豊富だとアクアクが気付いたからでしょうか。
ケロロじゃないけど、飲み込まれた後のクルルはなんか可愛かったです。
飲み込まれた後のドロロをあまりいつもと変らないというケロロの言葉にはうけました。

飲み込まれフニャフニャの小隊に共鳴で喝を入れるケロロはケロロらしい。
そのケロロに皆やる気をだし、協力したいと思うんでしょうね。

アクアクの声が千葉繁さんで、久しぶりに千葉さんの声を聞けて、嬉しかったりします。
究極ケロロがアクアクに立ち向かうシーンとか、力を集めるシーンで「ドラゴンボール」を思い出したのですが、そういえば千葉さんもドラゴンボールZに出ていたのを思い出しました。

全体的にはうまくまとまっていました。
イースター島の風景等、美術がキレイでした。

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映画「超劇場版 ケロロ軍曹4 撃侵ドラゴンウォーリアーズ であります!」感想

空に広がるアーチ・・・・それを調べるため現地調査に世界中散らばったケロロ以外の小隊たち。
フランスではタママが桃華とともに桃華の友人、シオンのもとへ。
そんな中、タママが行方不明となりフランスへ向う夏美、冬樹、ケロロ。
しかもギロロ、クルル、ドロロも行方不明となり・・・・・。

劇場版4作。
最初、桃華の友人シオンは誰かに操られ・・・・かと思ってました。
でも、実は家族を失い寂しいシオンは家族を求めて・・・・という気持ちでの行動だとわかりました。

シオンの内面があまり描かれていないような、というか、テレビ放映用でカットしたのかしら?
いまひとつシオンに感情移入しづらいです。

テララが生まれ、最後にシオンが「一人ぼっちじゃない」ということに気付きます。
ああ、これがテーマだったのか、と。
今までも友情、家族愛等テーマだったので、今回のテーマは何かと思ってました。

劇場版ではいつもおいしい役(笑)のクルルと326先輩ですが、今回は326先輩は活躍してましたが、クルルはそうでもなかったです。
今回どちらかというと秋ママがおいしい役?
「ドラゴン(になったケロロたち)の角を触ればドラゴンになる前の記憶を取り戻す」という冬樹の発言に、ここで326先輩が現れたりして!と思ったら現れたのには苦笑してしまいました。

最初のほうの夏美VSケロロ。
カメっぽいコスプレをされた夏美に捕まるケロロ。
ケロロ「心配ないよ、ガメラは僕らの味方なんだ」
・・・・という言葉に、私の頭の中には「♪強いぞガメラ、強いぞガメラ」とガメラの歌が流れてきました(笑)

シオンの執事、ピエールはポールと戦い、使用人とは夏美と桃華が戦います。
応援?はするけど見ている冬樹とケロロ・・・・・。
しかたないといえばしかたないけど、女性を戦わせる男性陣・・・・・と少し情けなく思えました。

この劇場版、実は昨年の角川株主総会のお土産でもらった小説版を途中まで読んでいる状態でこの映画をみました。
だから「ああ、あの場面はこうなんだ」とか「小説でのあのシーンはないのね」といろいろ比較しながらみていました。
映画をみたので、今度は小説を最後まで読もうと思います。

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劇場版「遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~」感想

1月29日(金)午後2時10分~の劇場版「遊☆戯☆王 ~超融合!時空を越えた絆~」を観ました。

上映場所が比較的少ない気がしますが、幸い電車で10分位の映画館で上映されていましたので、そこにしました。
やっぱり観客の年齢層って子供が多いだろうから、平日なのですいているだろう~~~~と思っていたら、観客は12人。
ちょっとぉ、少なすぎるんじゃあ・・・・と思いつつ、ゆったりと観れました♪
自分以外(笑)は20代(に見えた)、そしてほとんど男性。
でも考えてみると10周年記念の映画。
今の20代の10年前って当然10代なわけで、その関連もあると思いました。

意識してなかったんですが、この映画でカード貰えるんですね(←おい)。
『Sin 真紅眼の黒竜』のカードでした。
3Dなので、3D用のメガネも頂きました。

ここから感想に入りますが、ネタバレが多少ありますのでまだ観ていない方は注意して下さい。
尚、自分の遊戯王歴は「遊戯王DM&GXのアニメはみている、原作&GXのコミックスは持っているが、5D’sはみていない」「デュエルは相変わらずよくわからない(というか覚えたいともやってみたいとも思わない)」であり、その視点での感想となります。

<ストーリー&3D>
簡単にいえば、敵が現れて遊星が時空を飛び十代、遊戯と会い、協力して敵とデュエルするというもの。
時間が短い(50分もない)こともあり、この敵が何故そういう思考になったのか、何故時空を飛べるのか(もともと持っていた能力?)とか細かい部分が無い為、あまり感情移入できませんでした。
でも、遊戯、十代や遊星が出会い、協力して敵と戦うエンターテイメントと思えば面白いです。
遊戯「そいつはどうかな」
十代「ワクワクするぜ」
・・・・という名セリフ?もあり、ブラックマジシャン&ブラックマジシャンガールも登場したり、フアンのツボを押さえております。

3Dはやっぱり迫力ありますね~~~~~。
特に遊星がバイクに乗って走るシーンとか、建物の崩壊とかリアル感があります。
遊星の手前に十代がいるシーンでは立体感があって、十代の奥に遊星がいるという映像でみえました。
モンスターも立体感を感じ、よかったです。

<作画>
とにかく3DなのでキャラのUPははっきりとよくみえます。
これで、作画が酷かったら悲惨ですが、きちんとしてました。
作画監督は加々美さんのようで・・・・・そういえば、遊戯王DMで「やっぱり加々美さん作監だとキレイですよね!」と某掲示板で投稿したりしてました。
作画崩れていたら、せっかくの臨場感も台無しですしね。

ブラックマジシャン&ブラックマジシャンガールもかっこよく、かわいく描かれてました。
ブラックマジシャンガールの登場シーンは相変わらず派手で、やはりこういう登場シーンじゃないと!・・・・なんて思ってしまいます。
そうそう、この師弟コンビ会話するんですよ~~~~~。

<デュエル>
どことなく十代のデュエルシーンが多かったような。
・・・・というか、ピンチの時すかさず発動とか、おいしいところを持っていっている気がしました(笑)
ライフポイントも3Dなので浮き上がって見え、リアル感があります。
迫力もありますね。

敵に対して遊星、十代、遊戯がそれぞれ自分の見せ場(デュエル)のシーンがあるのですが、その時のBGMがそれぞれのアニメのBGMが使われていて、遊戯のデュエルでのBGMはなつかしいです。

遊星はみてないし、十代のネオス等モンスターは興味ないし、早く遊戯のデュエルでブラックマジシャンやブラックマジシャンガールが登場しないかな~~~~なんて思いながら観てました(←おい)
もちろん遊戯の「クリボー」も出てきたので、そういう点では満足してます。
(そういえばハネクリボーは出なかったなぁ・・・・・)

<まとめ>
遊星の仲間が出てきて遊星と会話するのですが、みていないので、あまり面白さはなかったです。
でも十代の他にユベルや大徳寺先生、また双六じーさんやペガサスが出たりして、懐かしい気がしました。
結果、遊星は知らなくても十代や遊戯の時みていた自分としてはとても楽しめました。
所々「万丈目グループ」とか言葉がでてきたりしてましたし。
どちらかというと遊星が主役で十代と遊戯の友情出演、という気もしないでもないですが、何故か映画を観終わった後、十代の存在感が大きかった印象がありました。

3Dというのもポイント高いですね、臨場感を感じます。

最初、KENNさんの声って「家庭教師ヒットマンリボーン」のディーノ役が自分の中では定着していて、今十代を演じても前のような声はでるのかなぁ?という不安感が多少ありました。
でも、いや~~~、全然そんな心配する必要性なかったです!
「これこそ、遊城十代!」というオーラ(笑)を発動させてました。
それに対し先輩たちを前にして緊張している?(それともそういうキャラ?)遊星、以前(アニメ放映)より精神的に成長した気がした遊戯、そして声を押さえ気味の敵キャラ・・・・と少しキャラが大人しい印象がしたので生きいきしている十代が観終わった後、印象に残っているのかもしれません。

そういえば、ジャンBANG!(2009年11/27放送)でアッキーナたちのアフレコ風景がありましたが、どの場面で出てくるかは一目瞭然でした。

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映画「超劇場版 ケロロ軍曹3 ケロロ対ケロロ 天空大決戦 であります!」感想

古代遺跡に行ったケロロ小隊と冬樹は、そこである装置を見つけ、ケロロはその装置の作動スイッチをいれてしまう。
その場を去る一行だったが、その時、冬樹は謎の少女を見かける。
奥東京市に戻り、いつもの日々を過ごしていたケロロたちだったが、急に上空に物体が現れる。
それに乗っていたケロロそっくりのダークケロロ。
2分でペコポンを侵略してしまい・・・・。

空中に現れた謎の都市。
そこでの戦いなので天空大決戦なんですね。

最初遺跡に行き、装置を動かした後ケロロそっくりのダークケロロが登場したのでこの時点で話の展開がなんとなくわかってしまって後はなんとなくみておりました。
それに早くもペコポン侵略完了。
このままただ単にケロロたちがどうやってダークケロロと戦い、ペコポンを救うのかぐらいにしか思っていませんでした。
でも、そんな単純な話ではなく、ダークケロロの孤独感や絆を理解できない気持ち、ケロロと親しくなっている冬樹をみてその関係を羨ましく思い冬樹を味方にしようとする心の動き、気持ちの大切さを理解していくダークケロロの心境の変化はよく描かれていてよかったと思います。

第3のキルルとか、冬樹の前に現れたナスカはダークケロロの仲間のミルルであり、キルルの制御装置だったとか、前1作、2作に関連した場面もあって懐かしさを感じます。
パターンといえばそれまでですが、それ故にどことなく安心感も感じられる気がします。
どことなく今回いつも以上に「軍曹!」「冬樹殿!」が多かったような(笑)
前作では夏美が捕らわれてましたが、今回は冬樹のように感じられました。

ひたすらコンピューター担当のクルルとサブロー先輩、お弁当を作ってきたモアちゃん・・・・・それぞれ自分の得意分野で自分のできることをし、ケロロたちをサポートしたり、みんなで力を合わせて行動しているのに比べ、ダークケロロの仲間のドルルとシヴァヴァが自分勝手に行動しているのは対照的でした。

ドルルが元ケロン軍訓練兵でギロロが知っていたようですが、その話がこの話に何か意味があるのかと思っていましたが、それほどなかった気がします。

「自分が消えるかもしれない」・・・・というのに、挑み、キルルとともに消滅しなかったダークケロロというハッピーエンドはいいですね。
しかもEDではどこかの星の夏美・冬樹そっくりの人物の家でかってケロロが夏美や冬樹と出会ったように出会ったラストは、今後ダークケロロもケロロと同じように冬樹に似た少年と絆を深めていくのかもしれない・・・・という予感を感じさせる終わり方でした。

ダークケロロ「なるほど・・・・・きさまの侵略はもうすでに完了しているのかもしれないな」
ケロロが冬樹や皆と楽しそうにしているのを見て言った言葉ですが、この言葉で「考えてみると、このアニメが世界で放映され、世界中の人がケロロ軍曹を好きになるというのもある意味”侵略成功”よね」と思ってしまいました。

冬樹の声が川島さんなのですが、現在桑島冬樹になれてしまったせいか、最初声を聞いたとき違和感を感じてしまいました。
すぐになれましたけどね。

最初は今ひとつでしたが、ダークケロロの心の動きがあったあたりから面白くなりました。

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映画「超劇場版 ケロロ軍曹2 深海のプリンセス であります!」感想

季節は夏。
謎の物体をみつけた南の島へと行くことになった夏美、冬樹、桃華、小雪、モア、そしてケロロ小隊。
それは、深海の大冒険の始まりでもあった・・・・。
その島で王子マールに気に入られた夏美は、深海へ連れて行かれ、プリンセスとして迎えられる。
しかしそのことは100%ペコポンが海の星となることでもあった。
実はマールと彼を守るメールは、マロン人で、プリンセスを迎えるということはその星を自分達の住む環境(水の世界)にしてしまうことでもあった。
ケロロたちは夏美救出を開始した。

夏美の「赤い風船」「記憶」をキーワードにし、ストーリーが展開されていきます。
”家族愛”のせいか、今回いつも以上に冬樹が「姉ちゃん!」と一生懸命頑張っていた気がします。
というか、こういう夏美がピンチの時ってどちらかというとギロロが大活躍するのですが、今回その役目を冬樹に譲ったという感じです。
そのせいもあるのか、ギロロはいいとこなし。
モアちゃん、大活躍!
・・・・という内容でした。

マールたちはかって登場したキルルを封じ込めるエネルギーをもっているということで、南の島へ向うケロロたち・・・・という設定もケロロらしいですね。

夏美の記憶にある街・・・それは、以前自分が迷子になり、秋ママがみつけてくれた場所でもあります。
桃華が「迷子になったときの心細い思い出」と言ってますが、この場所は心細さと同時に自分は一人じゃない、自分を想ってくれている人がいる、と確信した場所でもあるので夏美は強く心にその場所が刻みついたのではないのか、と思います。

あまり出番がなかった秋ママ、今回は重要な役で登場してますね。
秋ママがどれだけ夏美ら子供達を愛しているのかがよくわかりますし、その愛情は夏美に伝わっていることもよくわかります。

それと、最後の方でマロン星に帰れる宇宙船を発見し、修理したクルル・・・・やはりおいしいとこを持っていきますね、この人は(笑)。

前半は夏美の記憶の断片をだすことにより、「心細い、寂しさ」を表現しておりました。
と同時にそれはマールの「寂しさ」もより感じられ、夏美がマールやメールをどことなくほおっておけない、いつでも逃げらるのに逃げようとしない気持ちはよくわかりました。
もしかしたらマールが夏美を”プリンセスにする”というのも、マールたちが持っている「寂しさ」を共感できる人物で選ばれた部分もあるのではないのかと思います。
そして、愛情も豊かであるということで。
でも夏美がプリンセスとなり、ケロロたちとの戦いになったとき、今ひとつの気がしました。
前半が良かっただけに、ちょっと残念に思いました。
でも、全体的には愛情が伝わる内容でしたし、帰れる場所がある幸福感が感じられ、よかったと思います。

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